ディスプレイエミュレータとDUETファイル転送を連動してファイル転送するときは、ファイルの形式やレコード長などのパラメータを設定する必要があります。ファイル転送を行うたびにパラメータ指定をするのは、とても面倒なものです。DUETユーティリティとは、ファイル転送を行うときにパラメータを自動的に設定できるように、あらかじめファイルにパラメータの設定を登録しておくプログラムです。作成されるファイルをパラメータリストファイルと呼びます。
DUETユーティリティでは、パラメータリストファイルの新規作成/更新、複写、削除が行えます。
参考
Webサーバ上で作成したパラメータリストファイルは、管理ツールの[リソース]機能を利用して、ユーザやグループに関連づけることができます。
(→「8.2.9 リソースの関連付け」参照)
●DUETユーティリティを起動する
DUETユーティリティはWebサーバ上で起動します。
WSMGR for Webをインストールしたときに作成されたグループファイルの中からDUETユーティリティのアイコンをダブルクリックします。
[DUETユーティリティ]ダイアログが表示されます。
●メニュー項目
[ファイル]メニュー
新規にパラメータリストファイルを作成します。
既存のパラメータリストファイルを更新します。
編集中のパラメータリストファイルを保存します。
編集中のパラメータリストファイルを新しいファイルに保存します。
DUETユーティリティを終了します。
[ヘルプ]メニュー
WSMGR for Webのバージョン情報が表示されます。
●DUETユーティリティを終了する
DUETユーティリティを終了するには、[ファイル]メニューから[終了]を選択します。
■パラメータリストファイルを新規作成/更新する
DUETユーティリティを起動します。
既存のパラメータリストファイルを編集する場合は[ファイル]メニューから[新規作成]または[開く]を選択します。
各項目を設定します。
パラメータリスト識別番号を指定します。
識別番号は1~20の範囲で指定できます。
指定パラメータリストファイルの登録内容が表示されます。
一覧には、左から順に(1)パラメータリスト識別番号、(2)送受信識別、(3)ファイル形式、(4)パラメータリスト識別名が表示されます。
指定したパラメータリストファイルの設定内容の詳細が表示されます。
[設定]をクリックします。
[パラメータリスト設定]ダイアログが表示されます。
各項目を設定します。
パラメータリスト識別名を指定します。
認識名は半角8文字以内で入力します。
設定するパラメータリストファイルの送受信区分を指定します。
送信/格納する側のファイル形式を指定します。
格納するファイルが新規なのか、すでに存在するファイルと入れ替えるのか、あるいは追加するのかを指定します。
JISコードからEBCDICコードの変換を行うため、コード変換の方法を指定します。
カナ、英小文字、デフォルト(エミュレータ起動時のプロファイルで定義されている入出力モード)、EBCDIC-ASCIIのいずれかを選択します。
[OK]をクリックします。
設定を確定して、[DUETユーティリティ]ダイアログに戻ります。
参考
設定を取り消すには、[キャンセル]をクリックします。設定が無効になり、[DUETユーティリティ]ダイアログに戻ります。
[ファイル]メニューから[上書き保存]または[名前を付けて保存]を選択します。
作成または更新したパラメータリストファイルが保存されます。
DUETユーティリティを起動します。
[ファイル]メニューから[開く]を選択します。
複写元のパラメータリストを指定します。
[コピー]をクリックします。
複写先のパラメータリストを指定します。
[貼り付け]をクリックします。
パラメータリストが複写されます。
DUETユーティリティを起動します。
[ファイル]メニューから[開く]を選択します。
削除するパラメータリストを指定します。
[削除]をクリックします。
指定したパラメータリストが削除されます。