プリンタエミュレータを使用するにあたり、次のような留意事項があります。
EBCDICコードの半角文字のうち、'£'と'¬'については、JISコードでは印刷不可能であるため、次のように文字を変えて印字します。
'£'(EBCDIC &H4A) → '['(JIS &H5B)
'¬'(EBCDIC &H5F) → '^'(JIS &H5E)
プリンタエミュレータではカラー印刷機能はサポートしていません。ただし、カラーを指定するExtended Colorアトリビュートは、未サポート扱いとはせずに指定カラーを無視しています。
カラープリンタを使用すると、色がついてしまう場合があります。その場合は、プリンタのモノクロ設定などを確認してください。
●印刷性能について
プリンタエミュレータは、WindowsのGDI機能により印刷を行います。このため、印刷性能はプリンタ(ハード)に依存します。接続するプリンタの性能は、「メモ帳」等のテキストエディタでテキストを印刷することにより評価できます。
ホストからの印刷データは、印刷開始・終了(一連の印刷ジョブ)が明確に判断できません。インターバルタイム(監視時間)を設定し、印刷後その時間内に次の印刷要求がない場合はスプールファイルをクローズして1つのスプールファイルにします。
印刷データは、N分割してホストから送信されるため、ホストの負荷により時間監視のタイムアウトが発生する場合があります。
この場合、ホストからの1つの印刷データが複数のスプールファイルに分割され、しかも印刷時に他スプールファイルが間に入る可能性があるため、印刷結果が乱れる場合があります。
例)
●拡張ローカルコピーについて
NMC配下のBGP使用時の拡張ローカルコピー機能(LC/SC/IM)については未サポートです。
●F6671モードでのファイル出力の注意事項
プリンタエミュレータのF6671モードでの運用の時、ホストより文字配列テーブルを使用してA/Nフォント指定を行った場合のファイル出力は、未サポートとなります。
もし、このA/Nフォント指定を行った場合にファイル出力を行うと、出力結果中のA/Nフォントすべてが文字化けしますので、注意してください。
●その他
プリンタエミュレータ機能のプリンタマトリクス機能は、現在選択されているデバイスの動作中には変更しないでください。
罫線接続印刷は、ハードウェアの制限により罫線がつながりません。ただし、SAオーダによる罫線接続は可能です。