本ツールの処理結果と、結果を記録するログについて説明します。
ログファイルに記録される内容はエラー発生時の原因および、設定内容について注意を促す警告の2種類があります。
ログファイルはサイズ制限なしの追記型です。ツールからの削除はできません。
■ユーザ情報の登録結果
エラーの場合
ユーザ情報の登録が行えない以下の場合に、エラーとしてログに出力します。ユーザ情報一括登録ファイルの設定値に問題がある場合、エラーとなったユーザ情報は1行分読み飛ばして次以降のユーザ情報の登録処理を継続します。
メモリ確保失敗等の、ツールの内部エラーの場合
指定されたユーザ情報一括登録ファイルが存在しない場合
ユーザ情報一括登録ファイルに記述された設定値に問題がある場合
注意
1つのユーザ情報にエラー箇所が複数ある場合、最初のエラー原因を出力します。
ツールの実行が中断されるような致命的なエラーが発生した場合は、ログ出力されない場合があります。
警告の場合
ユーザ情報一括登録ファイルに記述された値が、以下の場合に警告としてログ出力します。警告が出力されたユーザ情報の作成処理は実行されます。警告内容は必ず確認してください。
設定値の示す設定対象が存在しない場合
設定値が最大設定可能文字数を超えた場合
設定値に不正文字が使用されている場合
複数指定可能な設定項目に重複した設定値がある場合
注意
1つのユーザ情報に警告箇所が複数ある場合は、警告を示すログは複数行、出力されます。
プロファイル名は、対象のプロファイルが存在しない場合でも指定どおりに設定されます。設定されたプロファイル名はエミュレータ動作時にデフォルトの内容で新規に自動作成されます。
警告が出力されたユーザ情報でWSMGR for Webを使用した場合、意図しない動作となる可能性があります。
■ユーザ情報のファイル出力結果
WSMGR for Webサーバ上に作成されたユーザ情報や環境に問題があり、ファイル出力できない場合にエラーをログファイルに出力します。警告は出力されません。
■結果ログファイル名と出力先
ログファイル名と、ファイルの出力先は以下になります。
処理実行前の一般エラー:F5AARUSR_IN.LOG
ユーザ情報の登録:F5AARUSR_IN.LOG
ユーザ情報のファイル出力:F5AARUSR_OUT.LOG
<WSMGR for Webインストール先フォルダ>\config\log
■結果ログファイルのフォーマット
日時(西暦表示)、ユーザ情報一括登録ファイルへの設定行番号、WSMGR for Webユーザ名、結果種別(エラー/警告)、内容(エラー原因、警告内容、等)をカンマ区切りでファイルに出力します。
出力例)
2003/11/30,15:35:25.02,1,user1,エラー,雛形ユーザ(user0)が存在しない 2003/11/30,15:35:25.12,15,user5,警告,プロファイル(6689標準)が存在しない 2003/11/30 15:35:25.22,17,,エラー,ユーザ名が存在しない