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WSMGR for Web V7.2 使用手引書L20

12.1.1 設定情報同期機能とは

設定情報同期機能は、同期対象となるサーバにおいて全サーバの設定情報を一致させる「同期処理」と、運用中に更新された設定情報を自動的にサーバに反映させる「自動更新処理」を行います。


同期対象とするサーバは、あらかじめサーバグループに登録します。
サーバグループには「管理サーバ(配布元)」と「メンバサーバ(配布先)」の2種類があります。サーバグループに属するサーバのうち、1つを「管理サーバ」とし、他を「メンバサーバ」とします。

参考

  • 本機能は、負荷分散装置を介さない環境でも複数サーバ間の設定情報の同期が可能です。

  • サーバ間の通信はHTTP/HTTPSで行います。

注意

WSMGR for Webサーバは安全が確保されたイントラネット内へ設置してください。

同期処理では管理サーバの設定情報をマスタとしてメンバサーバに設定情報をすべて配布します。管理ツールから管理サーバに同期要求を通知すると同期処理を行います。

  1. 管理ツールから管理サーバに同期要求を通知します。

  2. 管理サーバは全設定情報を圧縮してメンバサーバに配布します。

自動更新処理では設定更新可能なクライアントや、管理ツールから更新されたファイルを自動的に全サーバに反映させます。

  1. 管理ツールで管理サーバの設定情報を更新します。

  2. 管理サーバが各メンバサーバに更新されたファイルを配布します。

  1. クライアントから設定情報を更新します。

  2. ・管理サーバに接続された場合
      設定更新要求を受信して即時反映を行います。
    ・メンバサーバに接続された場合
      設定変更要求を受信した後、変更内容を管理サーバに通知します。

  3. 管理サーバが各メンバサーバに更新されたファイルを配布します。