負荷分散装置を介した運用を行う場合は、負荷分散装置で以下の設定を行ってください。
1)一意性保証の設定
負荷分散装置固有の機能(ノード単位の分散やCookieによる分散)などによりHTTPセッションの一意性を保証するよう設定してください。一意性の保証期間は以下のように設定します。
負荷分散装置の一意性の保証期間 > 端末生存監視送信間隔 *1
*1: 端末生存監視送信間隔とは、ホストに接続済みのクライアントからWebサーバへ、実際に接続中であることの通知を送信する間隔です。この値はWSMGR for Webの接続監視モニタで設定します。
(→端末生存監視送信間隔の設定は「8.2.14 接続監視モニタ」参照)
注意
WSMGR for Webの一意性保証では、ノード単位(端末IPアドレス)の分散を推奨します。ノード単位(端末IPアドレス)が利用できない場合は、Cookie (ASP.NET_SessionId)による分散が可能です。Cookieを使用する場合は、お使いの負荷分散装置によってはIISのHTTP Keep-Alive設定を無効にする必要があります。詳細はお使いの負荷分散装置の説明書を参照してください。