ページの先頭行へ戻る
Systemwalker Centric Manager Hyper-V 監視スタートガイド
Systemwalker

6.5 監視マップを定期的に更新するための設定

ライブ マイグレーションによって、監視対象の仮想マシンが管理OS間を動的に移動する環境では、mpnmvmmapコマンドを定期的に実行して、監視マップに表示される管理OSと仮想マシンの従属関係を最新の状態に更新する必要があります。

mpnmvmmap コマンドが実行されると、管理OSから最新の構成情報が取得され、管理OSと仮想マシンの従属関係が監視マップに反映されますので、ライブ マイグレーション運用時でも、仮想マシンの移行状態を監視マップ上で確認することができます。


本書では、mpnmvmmapコマンドをタスクスケジューラに登録する方法で、定期的に監視マップを最新の状態に更新する手順を説明します。

なお、ライブ マイグレーションを運用していない環境の場合は、以下の設定を実施する必要はありません。

  1. 運用管理サーバで、[スタート]-[管理ツール]-[タスク スケジューラ]を選択します。

  2. [タスク スケジューラ]画面で、[操作]-[タスクの作成]を選択します。

  3. [タスクの作成]画面の[全般]タブで、以下を設定し、[トリガー]タブをクリックします。

    項目

    設定値

    [名前]

    “監視マップ自動更新”

    [タスクの実行時に使うユーザー アカウント]

    ビルトインローカルの“Administrator”

    [ユーザーがログオンしているかどうかにかかわらず実行する]

    チェックボックスをチェックする

    ポイント

    [名前]について

    [名前]は任意で設定可能ですが、本書では、以下の[名前]を使用します。

    • [名前]: “監視マップ自動更新”

  4. [タスクの作成]画面の[トリガー]タブで、[新規]ボタンをクリックします。

  5. [新しいトリガー]画面で、以下を設定し、[OK]ボタンをクリックします。

    項目

    設定値

    [タスクの開始]

    “スケジュールに従う”

    [設定]

    “1回”

    [開始]

    本日の日付 “0:00:00”

    [繰り返し間隔]

    “30 分間”

    [継続時間]

    “無期限”

    [有効]

    チェックボックスをチェックする

  6. [タスクの作成]画面の[トリガー]タブで以下を確認し、[操作]タブをクリックします。

    確認項目

    □ [トリガー]が“指定日時”となっている

    □ [詳細]が本日の日付で“ 0:00 に起動 - トリガーされた後、30 分間 ごとに無期限に繰り返します。”となっている

    □ [状態]が“有効”となっている

  7. [タスクの作成]画面の[操作]タブで、[新規]ボタンをクリックします。

  8. [新しい操作]画面で、以下を設定し、[OK]ボタンをクリックします。

    項目

    設定値

    [操作]

    “プログラムの開始”

    [プログラム/スクリプト]

    “mpnmvmmap”

  9. [タスクの作成]画面の[操作]タブ画面で、以下を確認し、[OK]ボタンをクリックします。

    確認項目

    □ [操作]が“プログラムの開始”となっている

    □ [詳細]が“mpnmvmmap”となっている

  10. [タスク スケジューラ]画面で、以下を設定し、[OK]ボタンをクリックします。

    項目

    設定値

    [ユーザー名]

    “Administrator”

    [パスワード]

    “Administrator”のパスワード

  11. [タスク スケジューラ]画面で、以下を確認します。

    確認項目

    □ [アクティブなタスク]画面の[タスク名]一覧に、“監視マップ自動更新”が追加されている