セッションが始まると、エキスパートは、クライアントのコンピュータのリモート操作権を得ます。[リモート操作]ボタンが押された状態になります。リモート操作オプションの設定により、クライアントのコンピュータに接続した時、自動的にリモート操作権を得たり、クライアントのキーボードやマウスを無効化したりできます。詳しくは、“リモート操作”を参照してください。
[リモート操作]ボタンをクリックしたり、[ツール]-[リモート操作]コマンドを選択したりして、リモート操作を開始することもできます。
エキスパートは、クライアントの画面を[Live Help Expert]ウィンドウの中に見ることができます。クライアントが問題を再現する様子を見たり、クライアントのアプリケーションやデスクトップをエキスパートが自分のキーボードやマウスを使って操作したりすることができます。エキスパートの操作やその結果は、クライアントも見ることになります。
クライアントのコンピュータの前に座っているときのように、キーボードとマウスは交互に使うようにしてください。2人の内1人だけが、マウスやキーボードを使うようにしてください。必要があれば、クライアントのキーボードやマウスを無効化し、操作の混乱を防ぐことができます。
通常、エキスパートはセッションの間、つねにリモート操作の状態にしておきます。リモート操作を停止したいときは、[リモート操作]ボタンをクリックしてください。
セッションにほかのエキスパートが参加しているとき、そのエキスパートは、[リモート操作]ボタンをクリックしてリモート操作権を得ることができます。同時には、1人のエキスパートだけがリモート操作権を得ることができます。
注意
リモート操作を行う場合、エキスパートとクライアントのキーボードタイプは一致している必要があります。異なるキーボードタイプ(例えば、OADGキーボードと親指シフトキーボード)の組み合わせの場合、正しい文字が入力できない場合があります。
接続先のLive Help Clientのバージョン・および設定により、セッション接続時に、エキスパート側のコンピュータのNumLock / ScrollLock / CapsLockキーの状態がクライアント側のコンピュータに反映される場合があります。
Live Help ClientのバージョンがV12.0以下の場合:
セッション接続時に、エキスパート側のNumLock / ScrollLock / CapsLockキーの状態がクライアント側のコンピュータに反映されます。
Live Help ClientのバージョンがV13.0.0以上の場合:
セッション接続時に、NumLock / ScrollLock / CapsLockキーの状態は同期されません。
なお、Client構成機能を使用して、セッション接続時に、NumLock / ScrollLock / CapsLockキーの状態を同期するようにすることも可能です。(詳細は“Client構成機能”の“NumLock/ScrollLock/CapsLockを接続時に同期する”を参照してください)