資源配付機能を以下のように運用し、共有ディスクに資源を配付する方法について説明します。
クラスタサービス以外で運用した場合
クラスタサービスとして運用した場合
クラスタサービス以外で運用
運用系ノード、待機系ノードのローカルディスクから適用します。配付資源は、稼働しているノードから適用します。
運用系ノード、待機系ノードで、以下の設定を行ってください。
適用先IDと適用先ディレクトリを指定します。指定方法については、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 資源配付機能編”を参照してください。適用先ディレクトリは、共有ディスクを指定してください。
以下のコマンドを実行し、適用先ディレクトリが共有ディスクであることを指定します。drmsdfn(資源配付の管理情報定義コマンド(サーバ用))の詳細については、"Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル"を参照してください。
Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpdrmssv\drmsdfn -a lib -f 適用先ディレクトリ名 -l 適用先ID -S |
[適用先ディレクトリ名]:
ユーザ資源の適用先のディレクトリ名をフルパスで指定します。
[適用先ID]:
指定してある適用先IDを指定します。
ポイント
以下のコマンドを実行します。drmslst(検索コマンド)の詳細については、"Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル"を参照してください。
Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpdrmssv\drmslst -a lib -l 適用先ID -S |
[適用先ID]:
確認する定義の適用先IDを指定します。
運用系ノードと待機系ノードのそれぞれの適用状態を確認し、運用系ノードと待機系ノードの両ノードで、エラーコードが“SKIP”となっている場合には、共有ディスクへ配付資源が適用されていません。その場合には、稼働しているノードに対して、以下の方法により再度、共有ディスクへの適用を実施してください。
エラーコードに、“SKIP”と表示されている世代以降を削除します。
運用管理サーバから削除した世代以降を再配付します。
再配付された世代を適用します。
クラスタサービスとして運用
クラスタシステムに指定した論理ホスト(論理IPアドレス)に対して、資源を配付することにより、ノードの切り替えを意識することなく資源の配付を行うことができます。
資源配付の管理ファイル、および設定ファイルは共有ディスクに配置してください(資源配付のクラスタセットアップコマンドにより、自動的に共有ディスクに配置されます)。詳細については、“資源配付機能を使用する場合”を参照してください。
注意
配付資源の適用は、必ず共有ディスクに対して行ってください。
インベントリ情報は、収集しないでください。