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Symfoware Active DB GuardV11.0.1 DBミラーリングシステム連携導入運用ガイド
Symfoware

A.1 Active DB Guardが導入済みの場合

正センタマスタノードと副センタマスタノードに構築済みのActive DB Guard環境に、正センタミラーノードと副センタミラーノードを追加してDBミラーリングシステム連携をセットアップする手順について説明します。

セットアップを行う手順は以下の通りです。

ポイント

追加セットアップは、利用者業務と、正センタマスタノードと副センタマスタノードのRDBシステムを停止する必要があります。
停止時間を短くしたい場合は、バックアップセンタ運用を継続しながら導入する手順を利用してください。

バックアップセンタ運用を停止して導入する場合

注1)DBミラーリングシステムのセットアップは各センタのそれぞれのノードで同時に実施してください。

注2)セットアップが終了するまで利用者業務を再開しないでください。

正センタマスタノードの操作
  1. 利用者業務を停止します。

  2. Active DB Guardの運用を切り替えオフラインで停止します。

  3. 両センタのSymfoware Serverを停止します。

  4. 運用を停止した状態のまま、DBミラーリングシステムの環境を構築します。

  5. DBミラーリングシステム連携の運用を開始します。

正センタアプリケーションサーバの操作
  1. DBミラーリングシステム(Connection Manager)の環境を構築します。

  2. 利用者業務を開始します。

正センタミラーノードの操作
  1. Symfoware Serverのセットアップを実施します。
    データベースの定義、初期データの創成(全件複写)を実施してください。

  2. DBミラーリングシステムの環境を構築します。

  3. DBミラーリングシステム連携の運用を開始します。

副センタマスタノードの操作
  1. Active DB Guardの運用を切り替えオフラインで停止します。

  2. Symfoware Serverを停止します。

  3. DBミラーリングシステムの環境を構築します。

  4. DBミラーリングシステム連携の運用を開始します。

副センタアプリケーションサーバの操作
  1. DBミラーリングシステム(Connection Manager)の環境を構築します。

副センタミラーノードの操作
  1. Symfoware Serverのセットアップを実施します。
    データベースの定義、初期データの創成(全件複写)を実施してください。

  2. DBミラーリングシステムの環境を構築します。

  3. DBミラーリングシステム連携の運用を開始します。

注意

DBミラーリングシステムのセットアップは、Active DB GuardのRLPのオンライン・オフライン状態が切り替えオフラインの状態で実施してください。

バックアップセンタ運用を継続しながら導入する場合

注1)DBミラーリングシステムのセットアップは各センタのそれぞれのノードで同時に実施してください。

注2)セットアップが終了するまで利用者業務を再開しないでください。

正センタマスタノードの操作
  1. 利用者業務を停止します。

  2. バックアップセンタ運用を切り替えオフラインで停止します。

  3. Symfoware Serverを停止します。

  4. DBミラーリングシステムの環境を構築します。

  5. モニタデーモンを起動します。

  6. Symfoware Serverを起動します。

  7. 正系ノードでDBミラーリングサービスの運用を開始します。

  8. バックアップセンタ運用を複写先システムで開始します。

  9. バックアップセンタ運用を切り替えオフラインで停止します。

  10. バックアップセンタ運用を複写元システムで開始します。

正センタアプリケーションサーバの操作
  1. DBミラーリングシステム(Connection Manager)の環境を構築します。

  2. 利用者業務を開始します。

正センタミラーノードの操作
  1. Symfoware Serverのセットアップを実施します。
    データベースの定義、初期データの創成(全件複写)を実施してください。

  2. DBミラーリングシステムの環境を構築します。

  3. モニタデーモンを起動します。

  4. Symfoware Serverを起動します。

  5. 副系ノードでDBミラーリングサービスの運用を開始します。

副センタマスタノードの操作
  1. バックアップセンタ運用を切り替えオフラインで停止します。

  2. バックアップセンタ運用を保守運用で開始します。

  3. 利用者業務を開始します。

  4. 利用者業務を停止します。

  5. バックアップセンタ運用を切り替えオフラインで停止します。

  6. Symfoware Serverを停止します。

  7. DBミラーリングシステムの環境を構築します。

  8. モニタデーモンを起動します。

  9. Symfoware Serverを起動します。

  10. 正系ノードでDBミラーリングサービスの運用を開始します。

  11. バックアップセンタ運用を複写先システムで開始します。

副センタアプリケーションサーバの操作
  1. DBミラーリングシステム(Connection Manager)の環境を構築します。

副センタミラーノードの操作
  1. Symfoware Serverのセットアップを実施します。
    データベースの定義、初期データの創成(全件複写)を実施してください。

  2. DBミラーリングシステムの環境を構築します。

  3. モニタデーモンを起動します。

  4. Symfoware Serverを起動します。

  5. 副系ノードでDBミラーリングサービスの運用を開始します。

ポイント

  • DBミラーリングシステムのセットアップは、マスタノードとミラーノードの構築を同時に実施してください。

  • Active DB GuardのRLPのRERUNログ引継ぎファイルの容量変更が必要な場合は、再作成を行ってください。

  • 正センタマスタノード、副センタマスタノードでは、BCログ管理ファイルの作成は不要です。

  • 正センタマスタノード、副センタマスタノードでは、BC管理DBにデータベース二重化/Mirroring Controller用のBC管理オブジェクトを作成をしてください。

参照

  • セットアップ時の留意事項は、“第2章 セットアップの準備”を参照してください。

  • データベース二重化/Mirroring Controllerのセットアップの詳細は、“データベース二重化導入運用ガイド”または“Mirroring Controller セットアップガイド” を参照してください。