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Symfoware Active DB GuardV11.0.1 DBミラーリングシステム連携導入運用ガイド
Symfoware

3.1 パラメタファイルの編集

パラメタファイルを編集する際の留意事項を説明します。

表3.1 パラメタファイルの留意事項の有無

パラメタファイル名

留意事項

備考

RDB構成パラメタファイル

あり

Symfoware Server

BC構成パラメタファイル

あり

Active DB Guard,データベース二重化/Mirroring Controller

RLP動作環境ファイル

なし

Active DB Guard,データベース二重化/Mirroring Controller

RLP定義ファイル

なし

Active DB Guard,データベース二重化/Mirroring Controller

DBミラーリング動作環境ファイル

なし

データベース二重化/Mirroring Controller

RDB構成パラメタファイルの留意事項

RDBBCパラメタはActive DB Guard、データベース二重化/Mirroring Controllerで共通の指定です。

BC構成パラメタファイルの留意事項

BC構成パラメタファイルはActive DB Guard、データベース二重化/Mirroring Controllerで共通のファイルです。
以下に示すパラメタはActive DB Guard、データベース二重化/Mirroring Controllerのそれぞれで有効なパラメタになります。
記載のないパラメタは、留意事項はありません。

表3.2 BC構成パラメタファイルにおける定義種別の扱い

定義種別

定義内容

Active DB Guard

データベース二重化/Mirroring Controller

備考

複写元
システム

複写先
システム

複写元RLP

複写先RLP

TRAN_ASYNC

RERUNログ書き込みにおける、非同期書き込みモードの使用有無


(注1)


(注1)

[Active DB Guard]
指定値に合わせて動作します。複写元のみ有効。

[データベース二重化/Mirroring Controller]
指定値に関わらずNOとして動作します。

RLC_FULL

すべてのRLCファイルが満杯状態になった場合の動作


(注2)


(注2)

[Active DB Guard]
指定値に合わせて動作します。指定がない場合は、RLP閉塞に遷移します。

[データベース二重化/Mirroring Controller]
指定値に関わらずRLP閉塞に遷移します。

BC_TABLE_CHECK

未サポート資源チェック機能の使用有無


(注3)


(注3)

[DBミラーリングシステム連携]
指定値に関わらずBC_TABLE_CHECK=YESとして扱います。

△:省略可
-:無効

注1) DCUを構成するRLPではTRAN_ASYNCパラメタの設定値に関係なく同期書き込みモードで動作します。Active DB GuardのRLPでは、複写元RLPのみTRAN_ASYNCパラメタの設定値が有効になります。同期書き込みモードは、非同期書き込みモードと比較してSQL性能が劣化します。

注2) DCUを構成するRLPではRLC_FULLパラメタの設定値に関係なくRLP閉塞します。

注3) DCUを構成するRLPが存在する場合は、BC_TABLE_CHECKパラメタの設定値に関係なく未サポート資源のチェックを行います。

運用中に設定を行うパラメタについての留意事項

RLP動作環境ファイルはRLP単位に指定するものであり、定義内容の変更はありません。

ただし、DBミラーリングシステム連携時の注意点を以下に示します。

表3.3 RLP動作環境ファイルにおける定義種別の扱い

定義種別

定義内容

Active DB Guard

データベース二重化/Mirroring Controller

DBミラーリングシステム連携時の注意点

複写元
システム

複写先
システム

複写元RLP

複写先RLP

REF_LOG_PURGE

自動ログ破棄の有無

×

×

本パラメタを指定した場合、Active DB Guardとデータベース二重化/Mirroring Controller間のデータベースの整合性が不一致となる可能性があります。NONE以外を指定する場合は十分な注意が必要です。

×:指定不可
△:省略可
-:無効

参照

  • Active DB Guardのパラメタファイルの詳細は、“Active DB Guard 設計・セットアップガイド” を参照してください。

  • データベース二重化/Mirroring Controllerのパラメタファイルの詳細は、“データベース二重化導入運用ガイド”または“Mirroring Controller セットアップガイド” を参照してください。