パラメタファイルを編集する際の留意事項を説明します。
パラメタファイル名 | 留意事項 | 備考 |
---|---|---|
RDB構成パラメタファイル | あり | Symfoware Server |
BC構成パラメタファイル | あり | Active DB Guard,データベース二重化/Mirroring Controller |
RLP動作環境ファイル | なし | Active DB Guard,データベース二重化/Mirroring Controller |
RLP定義ファイル | なし | Active DB Guard,データベース二重化/Mirroring Controller |
DBミラーリング動作環境ファイル | なし | データベース二重化/Mirroring Controller |
RDBBCパラメタはActive DB Guard、データベース二重化/Mirroring Controllerで共通の指定です。
BC構成パラメタファイルはActive DB Guard、データベース二重化/Mirroring Controllerで共通のファイルです。
以下に示すパラメタはActive DB Guard、データベース二重化/Mirroring Controllerのそれぞれで有効なパラメタになります。
記載のないパラメタは、留意事項はありません。
定義種別 | 定義内容 | Active DB Guard | データベース二重化/Mirroring Controller | 備考 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
複写元 | 複写先 | 複写元RLP | 複写先RLP | |||
TRAN_ASYNC | RERUNログ書き込みにおける、非同期書き込みモードの使用有無 | △ | - | - | - | [Active DB Guard] [データベース二重化/Mirroring Controller] |
RLC_FULL | すべてのRLCファイルが満杯状態になった場合の動作 | △ | - | - | - | [Active DB Guard] [データベース二重化/Mirroring Controller] |
BC_TABLE_CHECK | 未サポート資源チェック機能の使用有無 | △ | - | - | - | [DBミラーリングシステム連携] |
△:省略可
-:無効
注1) DCUを構成するRLPではTRAN_ASYNCパラメタの設定値に関係なく同期書き込みモードで動作します。Active DB GuardのRLPでは、複写元RLPのみTRAN_ASYNCパラメタの設定値が有効になります。同期書き込みモードは、非同期書き込みモードと比較してSQL性能が劣化します。
注2) DCUを構成するRLPではRLC_FULLパラメタの設定値に関係なくRLP閉塞します。
注3) DCUを構成するRLPが存在する場合は、BC_TABLE_CHECKパラメタの設定値に関係なく未サポート資源のチェックを行います。
RLP動作環境ファイルはRLP単位に指定するものであり、定義内容の変更はありません。
ただし、DBミラーリングシステム連携時の注意点を以下に示します。
定義種別 | 定義内容 | Active DB Guard | データベース二重化/Mirroring Controller | DBミラーリングシステム連携時の注意点 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
複写元 | 複写先 | 複写元RLP | 複写先RLP | |||
REF_LOG_PURGE | 自動ログ破棄の有無 | × | × | - | △ | 本パラメタを指定した場合、Active DB Guardとデータベース二重化/Mirroring Controller間のデータベースの整合性が不一致となる可能性があります。NONE以外を指定する場合は十分な注意が必要です。 |
×:指定不可
△:省略可
-:無効
参照
Active DB Guardのパラメタファイルの詳細は、“Active DB Guard 設計・セットアップガイド” を参照してください。
データベース二重化/Mirroring Controllerのパラメタファイルの詳細は、“データベース二重化導入運用ガイド”または“Mirroring Controller セットアップガイド” を参照してください。