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Symfoware Server V11.0.1 セキュリティ運用ガイド
Symfoware

6.2.3 監査ログデータベースの監視

管理者は、監査ログデータベースの容量の使用状況を定期的に監視します。使用状況を監視することで、監査ログデータベースの容量が満杯となり、それ以上監査ログを記録できなくなることを防ぎます。

監査ログデータベースの使用状況の表示

監査ログデータベースの使用状況は、rdbauditコマンドで表示できます。

rdbauditコマンドは、以下の監査ログの状態を表示します。

監査ログデータベースの使用状況の表示の操作例

監査ログデータベースの状態を表示する例を以下に示します。

$ rdbaudit -l -v 1 2 3
rdbauditコマンドの出力形式

SolarisSolarisの場合

例1

監査ログの監視コマンドの出力例を示します。

$ rdbaudit -l -v 1 2 3

Audit log space information                               …(1)
No.1                                                      …(2)
  Device : /dev/rdsk/c2t3d0s1                             …(3)
  Allocate size : 1024M                                   …(4)
  Used rate : 100%                                        …(5)
  Status : USED                                           …(6)
  Record span : 2007-04-21 12:21:35 - 2007-04-22 01:02:54 …(7)

No.2
  Device : /dev/rdsk/c2t3d0s1
  Allocate size : 1024M
  Used rate : 70% 
  Status : CURRENT USE
  Record span : 2007-04-22 01:02:54 - 2007-04-23 15:32:05

No.3
  Device : /dev/rdsk/c2t3d0s1
  Allocate size : 1024M
  Used rate : 0%
  Status : NEXT USE
  Record span :

Audit log space device information                       …(8)

  Device name : /dev/rdsk/c2t3d0s1                       …(9)
  Total size : 5120M                                     …(10)
  Free size : 2048M                                      …(11)
  Status : NORMAL                                        …(12)

(1) 監査ログエレメントに関する情報を表示
(2)~(7)は1つの監査ログエレメントに関する情報の集まりです。
監査ログエレメントが複数ある場合、この単位で、監査ログエレ
メント数だけ情報が表示されます。

(2) 監査ログエレメント番号

(3) 監査ログエレメントを割り付けたローデバイス名

(4) 監査ログエレメントの割付け量(単位はメガバイト)

(5) 監査ログエレメントの使用率(%)

(6) 監査ログエレメントの状態
CURRENT USE : 現在使用中
NEXT USE : 次回使用予定
USED : 使用済(バックアップ・初期化が必要)
FREE : バックアップ済(未使用)
HARD-INHIBIT : 媒体障害による閉塞状態
DIR-INHIBIT : RDBディレクトリファイル破壊による閉塞状態
RLBK-INHIBIT : テンポラリログ破壊などに起因する
ロールバック不可閉塞状態

(7) 監査ログデータの取得期間(開始日時と終了日時)
最古のログ格納時間、最新のログ格納時間の順番に表示します。

(8) 監査ログのデバイスに関する情報を表示
vオプションで指定された監査ログエレメントに関するデバイス
情報が表示されます。
(9)~(12)は1つの監査ログのデバイスに関する情報の集まりです。
デバイスが複数ある場合、この単位でデバイスの数だけ情報が
表示されます。

(9) 監査ログ表を作成したローデバイス名

(10) 総量(単位はメガバイト)

(11) 未使用量(単位はメガバイト)

(12) 監査ログデバイスの状態
NORMAL : 正常
HARD-INHIBIT : 媒体障害による閉塞状態

LinuxLinuxの場合

例2

監査ログの監視コマンドの出力例を示します。

$ rdbaudit -l -v 1 2 3

Audit log space information                               …(1)
No.1                                                      …(2)
  Device : /dev_symfoware/raw43                           …(3)
  Allocate size : 1024M                                   …(4)
  Used rate : 100%                                        …(5)
  Status : USED                                           …(6)
  Record span : 2007-04-21 12:21:35 - 2007-04-22 01:02:54 …(7)

No.2
  Device : /dev_symfoware/raw43
  Allocate size : 1024M
  Used rate : 70% 
  Status : CURRENT USE
  Record span : 2007-04-22 01:02:54 - 2007-04-23 15:32:05

No.3
  Device : /dev_symfoware/raw43
  Allocate size : 1024M
  Used rate : 0%
  Status : NEXT USE
  Record span :

Audit log space device information                       …(8)

  Device name : /dev_symfoware/raw43                     …(9)
  Total size : 5120M                                     …(10)
  Free size : 2048M                                      …(11)
  Status : NORMAL                                        …(12)

(1) 監査ログエレメントに関する情報を表示
(2)~(7)は1つの監査ログエレメントに関する情報の集まりです。
監査ログエレメントが複数ある場合、この単位で、監査ログエレ
メント数だけ情報が表示されます。

(2) 監査ログエレメント番号

(3) 監査ログエレメントを割り付けたローデバイス名

(4) 監査ログエレメントの割付け量(単位はメガバイト)

(5) 監査ログエレメントの使用率(%)

(6) 監査ログエレメントの状態
CURRENT USE : 現在使用中
NEXT USE : 次回使用予定
USED : 使用済(バックアップ・初期化が必要)
FREE : バックアップ済(未使用)
HARD-INHIBIT : 媒体障害による閉塞状態
DIR-INHIBIT : RDBディレクトリファイル破壊による閉塞状態
RLBK-INHIBIT : テンポラリログ破壊などに起因する
ロールバック不可閉塞状態

(7) 監査ログデータの取得期間(開始日時と終了日時)
最古のログ格納時間、最新のログ格納時間の順番に表示します。

(8) 監査ログのデバイスに関する情報を表示
vオプションで指定された監査ログエレメントに関するデバイス
情報が表示されます。
(9)~(12)は1つの監査ログのデバイスに関する情報の集まりです。
デバイスが複数ある場合、この単位でデバイスの数だけ情報が
表示されます。

(9) 監査ログ表を作成したローデバイス名

(10) 総量(単位はメガバイト)

(11) 未使用量(単位はメガバイト)

(12) 監査ログデバイスの状態
NORMAL : 正常
HARD-INHIBIT : 媒体障害による閉塞状態