日々のデータベースの運用では、以下のような機能を利用してデータベースを保守および管理します。また、データベースの保守および管理の機能は管理者だけが実行できます。
データベースのバックアップ
RDBディクショナリのバックアップ
データベースの定義変更
データベースの再編成および動的容量変更
データベースの管理情報の印刷
マスタ暗号化キーの定期的な変更
データベースの保守および管理の機能は、Symfoware/RDBがOSと連携してデータを保護しているので、セキュリティでの危険はありません。しかし、RDBコマンドの入力ファイルや出力ファイルの管理は、管理者が行う必要があります。また、環境定義ファイルなどは、管理者が更新する場合に、利用者に更新されないように注意しなければなりません。
参照
データベースの保守および管理の機能の詳細については、“RDB運用ガイド”を参照してください。
Symfoware/RDBの環境を定義する以下のファイルは、利用者による不当な更新を避けるために、管理者のみが更新しなければなりません。
RDB構成パラメタファイル
システム用の動作環境ファイル
RDBコマンドの以下の出力ファイルは、そのファイルを利用者が不当に参照・更新しないように、RDBコマンドの実行時に管理者のみが参照可能な属性に設定されます。その後、管理者がこのファイルを管理する場合には、管理者のみ参照可能な属性で管理しなければなりません。
バックアップデータ
監査ログの退避データ
アンロードデータ
COREファイルなどの調査用データ
マスタ暗号化キーファイル
RDBコマンドの以下の入力ファイルを作成する場合には、そのファイルを利用者が不当に参照・更新しないような属性で作成する必要があります。
ロードデータ
rdbddlexなどのコマンドの入力ファイル