Symfoware Serverのセキュリティ機能を使ってセキュリティ環境を構築し、セキュリティ運用を行う場合の全体作業の流れについて説明します。
セキュリティ運用を行う場合、データベースシステムにセキュリティ機能を装備することによりセキュリティ脅威に対抗する技術的な運用作業と、人選基準、教育制度および利用規則の制定などを設ける人的な作業があります。
セキュリティ運用の流れを以下の図に示します。
図3.1 セキュリティ運用の流れ
本章では、運用のライフサイクルに合わせ、誰が何を行うかという観点で、セキュリティ運用を以下の6つに分類して、説明します。
責任者の作業
管理者による環境構築
管理者によるデータベースの運用
管理者による他の管理者の運用
管理者による利用者の運用
利用者の作業