Symfoware Serverのセキュリティ機能を使ってセキュリティ運用を行うか否かをインストール時に選択します。
インストール時には、以下の2つの運用を選択できます。
標準セキュリティ運用
標準運用
注意
インストール時に選択した運用の種類は、インストール後に変更することはできませんので、データベースシステムに対してどのようなセキュリティ運用を行うかを考慮して選択してください。
監査ログの取得、利用者への機能制限や資産へのアクセスの制限など、データベースシステム全体としてセキュリティ強度の高いセキュリティ運用を行います。標準セキュリティ運用では、国際セキュリティ標準ISO15408に照準を合わせた機能を標準提供しています。機密度の高い重要データを扱うなど、データベースシステム全体としてセキュリティ運用を必須とする業務に適しています。
標準セキュリティ運用では、標準運用と比べ、利用者の資源に対するアクセス権限が自動的に制限されます。たとえば、標準運用では、利用者すべてがRDBディクショナリを参照できますが、標準セキュリティ運用では、管理者が特に利用者に権限を付与しない限り、利用者はRDBディクショナリを参照できません。これらの情報は、セキュリティパラメタとして、RDBディクショナリで管理されます。
利用者に対する権限付与の制御による機密保護レベルのセキュリティ運用を行います。
利用者に対する厳しいアクセス制限などを実施せずに、柔軟で軽度のセキュリティ運用を行う業務に適しています。