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Symfoware Server V11.0.1 クラスタ導入運用ガイド
Symfoware

K.4.2 共用ディスクのディスククラス選択

複数のディスククラスを登録する場合は、手順1~3を複数回実施してください。

  1. [AdditionalDiskClass]を選択します。


  2. ディスククラス(ここでは、[class0001])を選択します。


  3. ディスククラスのMONITORONLY属性を設定します。

    MONITORONLY属性は、ディスククラスが故障した際のフェイルオーバの有無を決定します。

    ディスククラスの故障とは、ディスクアレイ装置の故障やファイバチャネルなどのパス故障が該当します。例えば、パス故障の場合は、フェイルオーバを行うことで切替え先のサーバからアクセスが可能となり、業務の継続が可能です。

    このため、システム要件に応じて、MONITORONLY属性を設定してください。

    • フェイルオーバを実施し、切替えにより業務を再開する運用

      すべてのディスククラスのMONITORONLY属性を“no”に設定します。

    • フォールバック運用を実施し、業務を縮小して継続する運用

      ディスククラスのMONITORONLY属性を“yes”に設定します。

      アーカイブログ運用を行っている場合は、アーカイブログファイルを配置するディスククラスのMONITORONLY属性を“no”に設定します。アーカイブログ運用を行っていない場合は、テンポラリログファイル(インデックス域、BIログ域およびAIログ域)を配置しているディスククラスのMONITORONLY属性を“no”に設定します。

      以下にアーカイブログ運用時のMONITORONLY属性の設定例を示します。

      ディスククラス

      用途

      MONITORONLY属性

      class0001

      RDBディクショナリ

      yes

      class0002

      RDBディレクトリファイル

      yes

      class0003

      データベーススペース、監査ログデータベース(フェールオーバ運用の場合)

      yes

      class0004

      アーカイブログファイル

      no

      class0005

      ログ管理ファイル、
      ログインデックス域、
      BIログ域、AIログ域、
      ロググループ管理ファイル、
      インダウトログ域

      yes

      MONITORONLY属性のデフォルトは、“no”となっています。

      注意

      フォールバック運用の資源復旧機能はSymfoware Server Enterprise Extended Editionで利用できる機能です。

      フォールバック運用の資源復旧機能の利用時には、復旧対象の資源を配置しているディスククラスのMONITORONLY属性を“yes”に設定する必要があります。


    MONITORONLY属性を“no”に設定する場合

    1. [SAVE+RETURN]を選択します。


    MONITORONLY属性を“yesに設定する場合

    1. [MONITORONLY]を選択します。


    2. [SAVE+RETURN]を選択します。


  4. 以下の画面で、設定した値の確認をしてください。