複数のディスククラスを登録する場合は、手順1~3を複数回実施してください。
[AdditionalDiskClass]を選択します。
ディスククラス(ここでは、[class0001])を選択します。
ディスククラスのMONITORONLY属性を設定します。
MONITORONLY属性は、ディスククラスが故障した際のフェイルオーバの有無を決定します。
ディスククラスの故障とは、ディスクアレイ装置の故障やファイバチャネルなどのパス故障が該当します。例えば、パス故障の場合は、フェイルオーバを行うことで切替え先のサーバからアクセスが可能となり、業務の継続が可能です。このため、システム要件に応じて、MONITORONLY属性を設定してください。
フェイルオーバを実施し、切替えにより業務を再開する運用
すべてのディスククラスのMONITORONLY属性を"no"に設定します。
フォールバック運用を実施し、業務を縮小して継続する運用
ディスククラスのMONITORONLY属性を“yes”に設定します。なお、ディスククラスの属性は使用しているSymfowareのパッケージによって異なります。使用している製品に応じて以下のように設定してください。
Symfoware Server Enterprise Extended Editionを使用している場合
アーカイブログ運用を行っている場合は、アーカイブログファイルを配置するディスククラスのMONITORONLY属性を“no”に設定します。アーカイブログ運用を行っていない場合は、テンポラリログファイル(インデックス域、BIログ域およびAIログ域)を配置しているディスククラスのMONITORONLY属性を“no”に設定します。
以下にアーカイブログ運用時のMONITORONLY属性の設定例を示します。
ディスククラス | 用途 | MONITORONLY属性 |
---|---|---|
class0001 | RDBディクショナリ | yes |
class0002 | RDBディレクトリファイル | yes |
class0003 | データベーススペース、監査ログデータベース(フェールオーバ運用の場合) | yes |
class0004 | アーカイブログファイル | no |
class0005 | ログ管理ファイル、 | yes |
MONITORONLY属性のデフォルトは、“no”となっています。
注意
フォールバック運用の資源復旧機能はSymfoware Server Enterprise Extended Editionで利用できる機能です。
フォールバック運用の資源復旧機能の利用時には、復旧対象の資源を配置しているディスククラスのMONITORONLY属性を“yes”に設定する必要があります。
Symfoware Server Enterprise Extended Editionを使用していない場合
データベーススペースを配置しているディスククラスのMONITORONLY属性を“yes”に設定します。その他の資源についてはMONITORONLY属性を“no”に設定します。
以下にMONITORONLY属性の設定例を示します。
ディスククラス | 用途 | MONITORONLY属性 |
---|---|---|
class0001 | RDBディクショナリ | no |
class0002 | RDBディレクトリファイル | no |
class0003 | データベーススペース、監査ログデータベース(フェールオーバ運用の場合) | yes |
class0004 | アーカイブログファイル | no |
class0005 | ログ管理ファイル、 | no |
MONITORONLY属性のデフォルトは、“no”となっています。
MONITORONLY属性を“no”に設定する場合
[SAVE+RETURN]を選択します。
MONITORONLY属性を“yes”に設定する場合
[MONITORONLY]を選択します。
[SAVE+RETURN]を選択します。
以下の画面で、設定した値の確認をしてください。