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Symfoware Server V11.0.1 クラスタ導入運用ガイド
Symfoware

8.8.3 ノードの削除

ノードを削除する場合の手順を以下に示します。

ここでは、3ノード構成(Capital、Satellite:3、ユーザロググループ:3)から、2ノード構成(Capital、Satellite:2、ユーザロググループ:2)へ変更する場合を例に説明します。

クラスタAPL-A:スタンバイ型のクラスタアプリケーション

クラスタAPL-B:スタンバイ型のクラスタアプリケーション

クラスタAPL-C:スタンバイ型のクラスタアプリケーション

クラスタAPL-D:スタンバイ型のクラスタアプリケーション

クラスタAPL-Z:スケーラブル型のクラスタアプリケーション

操作手順と実行ノード

手順1~4、手順6、手順9~14は、任意のノードで実行してください。

手順5、手順7~8は、書かれているノード上で実行してください。

ノード

ノード1

ノード2

ノード3











手順

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

14

  1. クラスタアプリケーションおよびRMSを停止します。クラスタアプリケーションおよびRMSの停止については、“7.4.28 クラスタアプリケーションの停止”を参照してください。

  2. クラスタアプリケーション(クラスタAPL-Z)の構成情報を変更します。

    1. 起動順番(ApplicationSequence)情報から、削除対象のクラスタアプリケーション(クラスタAPL-D)とCapitalシステムのクラスタアプリケーション(クラスタAPL-A)の情報を削除します。詳細については、“C.6.3.3 ApplicationSequenceの設定”を参照してください。

    2. スタンバイ型アプリケーションの登録を変更します。削除対象のクラスタアプリケーション(クラスタAPL-D)とCapitalシステムのクラスタアプリケーション(クラスタAPL-A)の情報を削除します。詳細については、“C.7.1 設定の確認と修正”を参照してください。

    3. ノードの設定を行います。削除対象のノード(ノード3)の情報を削除します。[Machines+Basics(-)]画面で、削除するノードを選択します。

  3. SatelliteシステムのGDSリソース、RDBリソース(rdbsys3)とクラスタアプリケーション(クラスタAPL-D)を削除します。リソースの削除の詳細については、“C.5.3 RDBシステムリソースの選択の終了”の“削除手順”を、クラスタアプリケーションの削除の詳細については、“C.7.1 設定の確認と修正”の“削除手順”を参照してください。

  4. CapitalシステムのGDSリソース、RDBリソース(CAPITAL)とクラスタアプリケーション(クラスタAPL-A)を削除します。リソースの削除の詳細については、“C.5.3 RDBシステムリソースの選択の終了”の“削除手順”を、クラスタアプリケーションの削除の詳細については、“C.7.1 設定の確認と修正”の“削除手順”を参照してください。

  5. ユーザロググループの削除を行う場合は、ユーザロググループを削除します。詳細については、“RDB運用ガイド”を参照してください。

  6. Capitalシステム用のロードシェア構成パラメタファイルのRDBLOGGROUPを編集します。詳細については、“7.4.13 Capitalシステム用のロードシェア構成パラメタファイルの編集”を参照してください。削除したノードおよび削除したユーザロググループにあわせて、ユーザロググループの配置を編集します。編集後は、すべてのCapitalシステムに複写します。

    編集前
    RDBLOGGROUP=(grp1,rdbsys1,rdbsys2,rdbsys3)
    RDBLOGGROUP=(grp2,rdbsys2,rdbsys3,rdbsys1)
    RDBLOGGROUP=(grp3,rdbsys3,rdbsys1,rdbsys2)
    編集後
    RDBLOGGROUP=(grp1,rdbsys1,rdbsys2)
    RDBLOGGROUP=(grp2,rdbsys2,rdbsys1)
  7. Satelliteシステム(rdbsys3)のリソース情報を、クラスタシステムから削除します。

    1. Satelliteシステムを削除するノード(ノード3)で、rdbhsrscコマンドのdオプションを実行します。実行する時には、SatelliteシステムのRDBシステム名(rdbsys3)を環境変数RDBNAMEに指定してください。

      # rdbhsrsc -d
    2. リソース情報から正しく削除されたかを、rdbhsrscコマンドのpオプションで確認してください。

      # rdbhsrsc -p
  8. Capitalシステム(CAPITAL)のリソース情報からノード(ノード3)を削除します。

    1. Capitalシステム(CAPITAL)が稼動しているノード(ノード1またはノード2)で、rdbhsrscコマンドのdelnodeオプションを実行します。実行する時には、CapitalシステムのRDBシステム名(CAPITAL)を環境変数RDBNAMEに指定してください。

      # rdbhsrsc -delnode -n node3RMS
    2. リソース情報から正しく削除されたかを、rdbhsrscコマンドのpオプションで確認してください。

      # rdbhsrsc -p
  9. Capitalシステム(CAPITAL)のGDSリソース、RDBリソースと、クラスタアプリケーション(クラスタAPL-A)を作成します。

    1. スタンバイ型のクラスタアプリケーションを作成します。詳細については、“C.3 スタンバイ型のクラスタアプリケーションの作成”を参照してください。

    2. Capitalシステムのリソースを作成します。詳細については、“C.5 RDBシステムリソースの作成”を参照してください。

  10. クラスタアプリケーション(クラスタAPL-A)の構成情報へ、ノードの設定を行います。詳細については、“C.6.2.2 動作ノードの設定”を参照してください。

  11. スタンバイ型のクラスタアプリケーションの登録を変更します。Capitalシステムのクラスタアプリケーション(クラスタAPL-A)を登録します。詳細については、“C.6.3.2 スタンバイ型のクラスタアプリケーションの登録”を参照してください。

  12. クラスタアプリケーション(クラスタAPL-Z)の起動順番(ApplicationSequence)情報を変更します。詳細については、“C.6.3.3 ApplicationSequenceの設定”を参照してください。

  13. クラスタシステム環境設定ファイルの反映をします。詳細については、“C.7 クラスタシステム環境への反映”を参照してください。

  14. クラスタアプリケーションおよびRMSを起動します。クラスタアプリケーションおよびRMSの起動については、“7.4.24 クラスタアプリケーションの起動”を参照してください。