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Symfoware Server V11.0.1 セットアップガイド
Symfoware

D.17 暗号化機能の使用メモリ量

暗号化機能を利用する場合に、獲得するメモリ量です。

暗号化機能の使用メモリ量の概算は、次の式で見積もってください。

暗号化機能の使用メモリ量
      =通信データの暗号化による使用メモリ量
        + 格納データの暗号化による使用メモリ量

  通信データの暗号化による使用メモリ量
        =1.5M +サーバ証明書のサイズ + サーバ秘密鍵のサイズ
          + (1.2M +サーバ証明書のサイズ + サーバ秘密鍵のサイズ)×コネクション数

  格納データの暗号化による使用メモリ量
        =データベーススペースのIO方式の暗号化使用メモリ量
          + ソート作業域、作業用テーブル域用の暗号化使用メモリ量
          + ネットワーク上のデータベーススペース用の暗号化使用メモリ量

    データベーススペースのIO方式の暗号化使用メモリ量
          = N × (搭載CPU数 × 400KB +3500KB
            +暗号化指定データベーススペース構成で変動する使用メモリ量)
            + (1 - N) × データベーススペース用のリーダ/ライタ数 ×3500KB

        暗号化指定データベーススペース構成で変動する使用メモリ量
              =搭載CPU数 × Σページ長 × 256

    ソート作業域、作業用テーブル域用の暗号化使用メモリ量
          = ソート作業域、作業用テーブル域用のリーダ/ライタ数 × 6500KB

    ネットワーク上のデータベーススペース用の暗号化使用メモリ量
          = ネットワーク上のデータベーススペース用のリーダ/ライタ数 ×3500KB
            
サーバ証明書のサイズ

サーバ証明書ファイルの大きさです。

サーバ秘密鍵のサイズ

サーバ秘密鍵ファイルの大きさです。

データベーススペースのIO方式の暗号化使用メモリ量

RDB構成パラメタファイルのRDBASYNCIOでYESを指定する場合は、Nは1です。

RDB構成パラメタファイルのRDBASYNCIOでNOを指定する場合は、Nは0です。この場合、データベーススペース用のリーダ/ライタ数は、RDB構成パラメタファイルのRDBDBSNUMで指定するリーダ/ライタ数です。

ソート作業域、作業用テーブル域用のリーダ/ライタ数

RDB構成パラメタファイルのRDBWKSNUMで指定するリーダ/ライタ数です。

ネットワーク上のデータベーススペース用のリーダ/ライタ数

RDB構成パラメタファイルのRDBNETDBSNUMで指定するリーダ/ライタ数です。

暗号化指定データベーススペース構成で変動する使用メモリ量

暗号化指定ありで作成したデータベーススペースがローデバイス上に存在する場合に見積もりが必要です。

Σページ長

暗号化指定ありのデータベーススペースに割り付いているDSIの指定ページ長の総和です。

例)

暗号化指定のデータベーススペースが以下のように2つ定義されている場合

  • 8Kと4KのDSIが割り付いているDBS1

  • 32Kと8KのDSIが割り付いているDBS2

ページ長の総和は、32Kと8Kと4Kを足して、44Kになります。