ロードシェア運用で待機系のクラスタアプリケーションの保守中に、何らかのトラブルにより、Symfoware/RDBのクラスタアプリケーションがダウンした場合、縮退運転が行われます。縮退運転では、動作不能となるRDBシステムがCapitalシステムか、Satelliteシステムかにより制限される機能が異なります。
Capitalシステムが管理するDSIにアクセスすることが制限となることに加えて、新規のSQL文を実行することができません。ただし、すでに動作しているアプリケーションは継続動作可能です。
また、同様にRDBディクショナリ内の情報を参照するRDBコマンドの実行も制限となります。
ダウンしたSatelliteシステムが管理するDSIにアクセスすることが制限となります。
Cluster Adminを利用して、Symfoware/RDBのクラスタアプリケーションの状態を確認します。Fault状態の場合はFaultのクリア操作を実施します。
Cluster Adminを利用して、待機系のクラスタアプリケーションを起動します。
クラスタアプリケーションの状態遷移時にSymfoware/RDBのOnline/Offlineスクリプトでエラーが発生した場合、Cluster Adminのswitchlogに以下のメッセージが表示されます。
2007-01-05 11:08:22.060:(DET, 3): ERROR: FAULT REASON: Resource <Symfoware_rdbsys1> transitioned to a Faulted state due to a script failure.
rdbsys1 : Symfoware/RDBのリソース名
switchlogを表示するには[Cluster Admin]画面で[ツール]-[switchlogの表示]を選択します。
上記のエラーメッセージに表示されるクラスタアプリケーション名が、Symfoware/RDBのクラスタアプリケーションの場合、メッセージログファイルに出力されているメッセージを参照してください。