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Symfoware Server V11.0.1 クラスタ導入運用ガイド
Symfoware

E.3.1 ノードダウン時のアプリケーションの動作

何らかのトラブルが発生して、あるノードがダウンすると、スケーラブル型のクラスタアプリケーションは縮退運転となります。ダウンしたRDBシステムがダウンリカバリを完了し、ネットワークが活性化した段階で、再び以前の運用に戻ります。この前後で、ダウンしていないRDBシステムにコネクションを接続しているアプリケーションは、サーバとの接続を失うことなく、継続可能です。縮退運転中では、アプリケーションは次のように動作します。

リモートアクセス先のノードがダウンすることにより、ダウンしたノードにアクセスしているSQL文はエラーとなります。実行中のトランザクションを保証できない場合は、Symfoware/RDBが自動的にトランザクションを無効化します。トランザクションを保証できる場合は、ダウンしたノード上のSymfoware/RDBと協調して処理を行うSQL文の実行のみをキャンセルします。縮退運転が解除されることにより、アプリケーションは縮退運転前と同様に、正常に動作するようになります。