ロードシェア運用の環境を定義するために、運用系のクラスタアプリケーションと待機系のクラスタアプリケーションのロードシェア構成パラメタファイルを編集します。これは、RDB構成パラメタファイルと同等の位置づけの環境定義ファイルです。ひな型は、/opt/FJSVrdbpc/etcにインストールされ、インストール直後のファイル名は“RDBSYS_PCL.net”です。これを“RDBシステム名.net”というファイル名に複写し、パラメタを編集します。
ロードシェア構成パラメタファイルに設定するパラメタについて以下に示します。
Capitalシステム(管理システム)のRDBシステム名を指定します。
記述形式は、以下のとおりです。
RDBCAPITAL = RDBシステム名
RDBシステム間の通信方法を指定します。
記述形式は、以下のとおりです。
RDBCOMTYPE = 通信方法
他ノードで動作しているアプリケーションがリモートアクセスするための環境を保持しておく個数を指定します。1つのアプリケーションがリモートアクセスすると、1つの環境を使用します。環境が不足した場合には、動的に環境を生成します。
本パラメタにより、他ノードからのリモートアクセスのために使用するメモリの初期量として、Symfoware/RDB起動時にRDBCOOPNUM×500キロバイト程度のメモリをリザーブします。
目安として、他ノードで実行されるアプリケーション数の総和を指定してください。
記述形式は、以下のとおりです。
RDBCOOPNUM = リモートアクセス数
記述例
ロードシェア構成パラメタファイルの記述例を以下に示します。
# # 作成日 : 2007.01.01 # RDBCAPITAL=rdbsys1 RDBCOMTYPE=TCP RDBCOOPNUM=300