運用および待機のRDBシステムのRDB構成パラメタファイルを編集します。スケーラブル型のクラスタアプリケーションを構成するRDBシステムに、それぞれ名前をつけます。RDBシステム名は、スケーラブル型のクラスタアプリケーション内で一意になるようにします。
RDB構成パラメタファイルは、/opt/FSUNrdb2b/etcにひな型(ファイル名:RDBSYS.cfg)が用意されています。このファイルを“RDBシステム名.cfg”に複写し、パラメタを編集します。
ロードシェア運用を行う場合には、ロードシェアを宣言するための以下のパラメタを追加します。
参照
その他のパラメタについては、“セットアップガイド”を参照してください。
Symfoware/RDBの動作環境をロードシェアシステムとすることを宣言します。
記述形式は、以下のとおりです。
RDBLOADSHARE = { CAPITAL | SATELLITE }
記述形式は、以下のとおりです。
RDBDIRSPACE = 共用ディスク装置のローデバイス名
RDBディレクトリファイルの配置先のローデバイスの絶対パス名を記述します。
RDB構成パラメタファイル内の、RDBDIRSPACE1およびRDBDIRSPACE2は、削除してください。
運用系のクラスタアプリケーションと待機系のクラスタアプリケーションでは、同じローデバイス名を設定してください。
ここで指定した共用ディスク装置のローデバイスには、Capitalシステムの場合は、データベース用のRDBディレクトリファイルおよびRDBディクショナリ用のRDBディレクトリファイルの両方を作成します。Satelliteシステムの場合は、データベース用のRDBディレクトリファイルを作成します。
ログ管理ファイルの情報を定義します。
記述形式は、以下のとおりです。
RDBLOGMANAGE = 共用ディスク装置のローデバイス名
ログ管理ファイルの配置先のローデバイスの絶対パス名を記述します。
運用系のクラスタアプリケーションと待機系のクラスタアプリケーションでは、同じローデバイス名を設定してください。
スケーラブルログ運用を行う場合、ロググループ管理ファイルの情報のパスを指定します。記述形式は、以下のとおりです。
RDBLOGGROUPMANAGE = 共用ディスク装置のローデバイス名 [,運用フラグ]
ロググループ管理ファイルの配置先のローデバイスの絶対パス名を記述します。運用系のクラスタアプリケーションと待機系のクラスタアプリケーションとは同じローデバイス名を記述してください。
スケーラブルディレクトリ運用を行うか行わないかを指定します。省略した場合は、SCLDIR_NOUSEが指定されたとみなします。
スケーラブルディレクトリ運用を行う場合に指定します。
スケーラブルディレクトリ運用を行わない場合に指定します。
注意
RDBCOREに設定する絶対パス名には、ローカルディスク上のシステムファイルを指定してください。
ロググループ管理ファイルの作成先にローデバイスを指定する場合は、既存のRDBシステムの資源(RDBディクショナリ、データベース、ログ管理ファイル、テンポラリログファイル、アーカイブログファイル)を配置しているローデバイスと重複しないようにしてください。