RDB構成パラメタファイルを編集します。
スケーラブル型のクラスタアプリケーションを構成するRDBシステムに、それぞれ名前をつけます。RDBシステム名は、スケーラブル型のクラスタアプリケーション内で一意になるようにします。
RDB構成パラメタファイルは、/opt/FSUNrdb2b/etcにひな型(ファイル名: SATELLIT.cfg)が用意されています。このファイルを“RDBシステム名.cfg”に複写し、パラメタを編集します。
ロードシェア運用を行う場合には、以下のパラメタの追加または編集を行ってください。
ロードシェアシステムを構成するすべてのSatelliteシステムで、同じ値を設定してください。
参照
その他のパラメタについては、“セットアップガイド”を参照してください。
注意
Satelliteシステム用のRDB構成パラメタファイルに、RDBLOGMANAGEおよびRDBDIRSPACEを設定しないでください。設定されている場合は起動時にエラーとなります。
RDB構成パラメタファイル内のRDBCOREに設定する絶対パス名には、ローカルディスク上のシステムファイルを指定してください。
ローデバイスを指定する場合は、既存のRDBシステムの資源(RDBディクショナリ、データベース、ログ管理ファイル、テンポラリログファイル、アーカイブログファイル)を配置しているローデバイスと重複しないようにしてください。
Symfoware/RDBの動作環境をロードシェアシステムとすることを宣言します。
注意
9.x以前のロードシェア機能を利用する場合に指定するRDBLOADSHAREと、同時に指定することはできません。
記述形式は、以下のとおりです。
RDBSCLSYSTEM = SATELLITE
ロググループ管理ファイルの情報を定義します。記述形式は、以下のとおりです。
RDBLOGGROUPMANAGE = 共用ディスク装置のローデバイス名 , SCLDIR_USE
ロググループ管理ファイルの配置先のローデバイスの絶対パス名を記述します。
本パラメタは、Capitalシステム用のRDB構成パラメタファイルで指定したローデバイス名と同じ名前を記述してください。
スケーラブルディレクトリ運用を行うために、SCLDIR_USEを指定します。
RDBデーモンの要求の最大多重度を指定します。縮退を想定した値を設定してください。
注意
RDBCNTNUMの値は、Symfoware/RDBが使用する共用メモリサイズに影響します。
RDBCNTNUMの値を変更した場合は、同時に実行するRDBコマンド数や同時に実行するローカルアクセスのコネクション数に応じて、RDBEXTMEMの再見積りを行ってください。
記述形式は、以下のとおりです。
RDBCNTNUM = 多重度
RDBデーモンに対する多重度は、同時に実行できるアプリケーションおよびRDBコマンドの数を規定する値となります。ここで指定する値の概算方法を以下に示します。
多重度 = 同時に実行するアプリケーション基礎値の合計 + 同時に実行するRDBコマンド基礎値の合計 1つのアプリケーション基礎値 ローカルアクセスのコネクションの数(CONNECT文を利用しない 場合は1) × 2 1つのRDBコマンド基礎値 rdbalidxコマンド、rdbcninfコマンド、rdbddlexコマンド、 rdbddlfixコマンド、rdbexecsqlコマンド、rdbpldicコマンド、 rdbtermコマンド、rdbuptコマンドおよびrdbunlsqlコマンドの場合 : 2 その他のRDBコマンドの場合 : 1
本指定の省略時は、多重度として712が指定されたものとみなします。