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Symfoware Server V11.0.1 クラスタ導入運用ガイド
Symfoware

7.4.16 Satelliteシステム用のRDB構成パラメタファイルの編集

RDB構成パラメタファイルを編集します。

スケーラブル型のクラスタアプリケーションを構成するRDBシステムに、それぞれ名前をつけます。RDBシステム名は、スケーラブル型のクラスタアプリケーション内で一意になるようにします。

RDB構成パラメタファイルは、/opt/FSUNrdb2b/etcにひな型(ファイル名: SATELLIT.cfg)が用意されています。このファイルを“RDBシステム名.cfg”に複写し、パラメタを編集します。

ロードシェア運用を行う場合には、以下のパラメタの追加または編集を行ってください。

ロードシェアシステムを構成するすべてのSatelliteシステムで、同じ値を設定してください。

参照

その他のパラメタについては、“セットアップガイド”を参照してください。

注意

  • Satelliteシステム用のRDB構成パラメタファイルに、RDBLOGMANAGEおよびRDBDIRSPACEを設定しないでください。設定されている場合は起動時にエラーとなります。

  • RDB構成パラメタファイル内のRDBCOREに設定する絶対パス名には、ローカルディスク上のシステムファイルを指定してください。

  • ローデバイスを指定する場合は、既存のRDBシステムの資源(RDBディクショナリ、データベース、ログ管理ファイル、テンポラリログファイル、アーカイブログファイル)を配置しているローデバイスと重複しないようにしてください。

RDBSCLSYSTEM

Symfoware/RDBの動作環境をロードシェアシステムとすることを宣言します。

注意

9.x以前のロードシェア機能を利用する場合に指定するRDBLOADSHAREと、同時に指定することはできません。

記述形式は、以下のとおりです。

RDBSCLSYSTEM = SATELLITE
SATELLITE

ロードシェアシステムでSatelliteシステム(一般システム)とすることを宣言します。

RDBLOGGROUPMANAGE

ロググループ管理ファイルの情報を定義します。記述形式は、以下のとおりです。

RDBLOGGROUPMANAGE = 共用ディスク装置のローデバイス名 , SCLDIR_USE 
共用ディスク装置のローデバイス名

ロググループ管理ファイルの配置先のローデバイスの絶対パス名を記述します。

本パラメタは、Capitalシステム用のRDB構成パラメタファイルで指定したローデバイス名と同じ名前を記述してください。

SCLDIR_USE

スケーラブルディレクトリ運用を行うために、SCLDIR_USEを指定します。

RDBCNTNUM

RDBデーモンの要求の最大多重度を指定します。縮退を想定した値を設定してください。

注意

RDBCNTNUMの値は、Symfoware/RDBが使用する共用メモリサイズに影響します。

RDBCNTNUMの値を変更した場合は、同時に実行するRDBコマンド数や同時に実行するローカルアクセスのコネクション数に応じて、RDBEXTMEMの再見積りを行ってください。

記述形式は、以下のとおりです。

RDBCNTNUM = 多重度
多重度

RDBデーモンに対する多重度は、同時に実行できるアプリケーションおよびRDBコマンドの数を規定する値となります。ここで指定する値の概算方法を以下に示します。

多重度 = 同時に実行するアプリケーション基礎値の合計
         + 同時に実行するRDBコマンド基礎値の合計
1つのアプリケーション基礎値
      ローカルアクセスのコネクションの数(CONNECT文を利用しない
      場合は1) × 2
1つのRDBコマンド基礎値
      rdbalidxコマンド、rdbcninfコマンド、rdbddlexコマンド、
      rdbddlfixコマンド、rdbexecsqlコマンド、rdbpldicコマンド、
      rdbtermコマンド、rdbuptコマンドおよびrdbunlsqlコマンドの場合   : 2
      その他のRDBコマンドの場合                                      : 1

本指定の省略時は、多重度として712が指定されたものとみなします。