テンポラリログファイルは、ダウンリカバリに必要なログが格納されているので、RDBシステムの運用前に必ず作成しなければならないファイルです。
テンポラリログファイルの作成はrdblogコマンドのGオプションかつtオプションによって行います。
テンポラリログファイルの作成は、rdblogコマンドに以下の値を指定して行ってください。
BIログ域サイズ:100メガバイト AIログ域サイズ:100メガバイト トランザクションエントリ数:100
ただし、10万個以上のDSIを定義する場合は、以下の見積りを行ってください。
BIログ域サイズ = DSI数 ÷ 1000 (メガバイト) AIログ域サイズ = BIログ域サイズ トランザクションエントリ数 = 100
クラスタシステム内のノードがダウンし、その業務を再開するまでの時間を短縮するためにフラッシュトリートメントリカバリ機能を利用することができます。
フラッシュトリートメントリカバリ機能を利用するためには、テンポラリログファイルの作成時にftrオプションを指定します。
フラッシュトリートメントリカバリ機能を利用する場合のテンポラリログファイルの作成は、rdblogコマンドに以下の値を指定して行ってください。
BIログ域サイズ:200メガバイト AIログ域サイズ:200メガバイト トランザクションエントリ数:200
ただし、10万個以上のDSIを定義して、フラッシュトリートメントリカバリ機能を利用する場合は、以下の見積りを行ってください。
BIログ域サイズ = DSI数 ÷ 1000 × 2 (メガバイト) AIログ域サイズ = BIログ域サイズ トランザクションエントリ数 = 200
なお、テンポラリログファイルは、ログ管理ファイルと同じローデバイスに作成することができます。
BIログ域500M、AIログ域500M、トランザクションエントリ数400およびログインデックス域を/dev/sfdsk/class0001/rdsk/volume0001に作成する場合
$ rdblog -G -t -ftr /dev/sfdsk/class0001/rdsk/volume0001 -in -in 500M 500M 400
参照
rdblogコマンドの指定方法の詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。