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Symfoware Server V11.0.1 クラスタ導入運用ガイド
Symfoware

3.4.2 RDB構成パラメタファイルの編集

運用および待機のRDBシステムのRDB構成パラメタファイルに、以下の設定を行ってください。

RDB構成パラメタファイルは、/opt/FSUNrdb2b/etc内のRDBSYS.cfgを複写し、以下のファイル名とします。

RDBシステム名を付ける運用の場合:

RDBシステム名.cfg

RDBシステム名を付けない運用の場合:

rdbsysconfig

RDBシステム名は、環境変数のRDBNAMEで設定するRDBシステム名と対応づけられます。

参照

その他のパラメタについては、“セットアップガイド”を参照してください。

RDBDIRSPACE

RDBディレクトリファイルの情報を定義します。

記述形式は、以下のとおりです。

RDBDIRSPACE = 共用ディスク装置のローデバイス名 
共用ディスク装置のローデバイス名

RDBディレクトリファイルの配置先のローデバイスの絶対パス名を記述します。

RDB構成パラメタファイル内のRDBDIRSPACE1およびRDBDIRSPACE2は、削除してください。

運用系のクラスタアプリケーションと待機系のクラスタアプリケーションでは、同じローデバイス名を記述してください。

ここで指定した共用ディスク装置のローデバイスには、データベース用のRDBディレクトリファイルおよびRDBディクショナリ用のRDBディレクトリファイルの両方が作成されます。

RDBLOGMANAGE

ログ管理ファイルの情報を定義します。

記述形式は、以下のとおりです。

RDBLOGMANAGE = 共用ディスク装置のローデバイス名 
共用ディスク装置のローデバイス名

ログ管理ファイルの配置先のローデバイスの絶対パス名を記述します。

運用系のクラスタアプリケーションと待機系のクラスタアプリケーションでは、同じローデバイス名を記述してください。

RDBLOGGROUPMANAGE

スケーラブルログ運用を行う場合、ロググループ管理ファイルの情報を定義します。

記述形式は、以下のとおりです。

RDBLOGGROUPMANAGE = 共用ディスク装置のローデバイス名 [,運用フラグ] 
共用ディスク装置のローデバイス名

ロググループ管理ファイルの配置先のローデバイスの絶対パス名を記述します。

運用系のクラスタアプリケーションと待機系のクラスタアプリケーションでは、同じローデバイス名を記述してください。

運用フラグ

スケーラブルディレクトリ運用を行うか行わないかを指定します。省略した場合は、SCLDIR_NOUSEが指定されたとみなします。

SCLDIR_USE:

スケーラブルディレクトリ運用を行う場合に指定します。

SCLDIR_NOUSE:

スケーラブルディレクトリ運用を行わない場合に指定します。

注意

  • RDB構成パラメタファイル内のRDBCOREに設定する絶対パス名には、ローカルディスク上のシステムファイルを指定してください。

  • ロググループ管理ファイルの作成先にローデバイスを指定する場合は、既存のRDBシステムの資源(RDBディクショナリ、データベース、ログ管理ファイル、テンポラリログファイル、アーカイブログファイル)を配置しているローデバイスと重複しないようにしてください。