アクセスログは、WebScriptセションによって生成されるログです。Webクライアントからアクセスが行われたときの情報を記録します。
指定方法
アクセスログの出力の有無の指定または出力先の指定は、サーバ環境パラメタ、アプリケーション環境パラメタ acsLog、acsLogLevelで行います。
フォーマット
アクセスログの出力フォーマットを以下に示します。
25 Jan 2007 18:00:23 [431]: Login:ok user=suzuki host=Host01 -------------------- --- -------------------------------- (1) (2) (3)
(1) 実行時刻 :このメッセージが生成された時刻
(例:wit_gwdコマンドを実行した時刻)
(2) プロセス番号 :WebScriptセションのプロセス番号
(3) メッセージ :出力されたメッセージ
command:result user=userid host=hostname query=querystring
Command | result | userid | hostname | querystring |
---|---|---|---|---|
Login | ok | ユーザID | ホスト名 | ― |
error(database) | ||||
Logout | ok | |||
error(database) | ||||
Fmtr | ― | ユーザID | ホスト名 | <!DO>タグで実行した文 |
Media | ||||
Exit | idleTimeout | ユーザID | ホスト名 | ― |
busyTimeout |
記号 | 意味 | 備考 |
---|---|---|
Login | wit_gwdコマンド |
|
Logout | wit_logoutコマンド |
|
Fmtr | wit_fmtrコマンド |
|
Media | wit_mediaコマンド |
|
Exit | ― | タイムアウト時 |
ok | 正常 |
|
error(database) | 異常 | 異常時の原因は、エラーログを参照 |
ユーザID | ― | アプリケーション環境パラメタまたはWIT_useridに指定したデータベースのユーザID |
ホスト名 | Webクライアントのマシン名 | DNSに登録されていない場合はIPアドレス |
ログレベル | 動作 | ログサイズ概算値(バイト) |
---|---|---|
0 |
| 0 |
1 | ログイン時 | 70 |
ログアウト時 | 70 | |
2 | ログイン時 | 70 |
ログアウト時 | 70 | |
<!DO>タグ実行時 | 70+SQL文、RDBコマンドまたはデータベース処理文の長さ |
サンプル
(1) 25 Jan 2007 17:58:34 [361]: Login:ok user=suzuki host=WebScriptPublicSession (2) 25 Jan 2007 17:59:49 [389]: Login:error(database) user=suzuki host=WebScriptPublicSession (3) 25 Jan 2007 18:00:23 [431]: Login:ok user=suzuki host=Host01 (4) 25 Jan 2007 18:04:12 [431]: Fmtr: user=suzuki host=Host01 query=SELECT 製品名, カテゴリ,機能,型番 FROM WL_SCHEMA.製品表 WHERE 製品名 LIKE '%プレーヤー%' (5) 25 Jan 2007 18:13:50 [431]: Media: user=suzuki host=Host01 query=SELECT 写真 FROM WL_SCHEMA.製品表 WHERE 製品名 LIKE '%DVD% ' (6) 25 Jan 2007 17:17:43 [431]: Logout:ok user=suzuki host=Host01 (7) 25 Jan 2007 18:27:01 [445]: Exit:idleTimeout user=suzuki host=Host01 (8) 25 Jan 2007 21:05:38 [448]: Login:error(database) user=suzuki host=Host01
(1)では、ユーザsuzukiとして共有セションが起動されたことが分かります。
(2)では、ユーザsuzukiとして共有セションを起動し、ログインしようとしましたが、データベースの接続中にエラーが発生し、ログインできなかったことが分かります。
(3)では、ユーザsuzukiでマシンがHost01からログインしたことが分かります。
(4)では、ユーザsuzukiがマシンHost01からデータの取得を実行したことが分かります。
(5)では、ユーザsuzukiがマシンHost01からイメージデータの取得を実行したことが分かります。
(6)では、マシンHost01上のユーザsuzukiがログアウトしたことが分かります。
(7)では、マシンHost01上のユーザsuzukiでタイムアウトが発生したことが分かります。
(8)では、ユーザsuzukiでマシンがHost01からログインしようとして、失敗したことが分かります。