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Interstage Application Server 運用ガイド
Interstage

2.2.1 アプリケーションの定義

アプリケーションの定義は、以下のように行ってください。

詳細は、Java EE 6 Web Profile規約、およびそのサブ規約を参照してください。

本製品の動作を定義する deployment descriptor(Interstage deployment descriptor)を配備モジュールに含めることができます。

以下は、必要に応じて設定を行います。

要素について説明します。

<glassfish-web-app>

<security-role-mapping>

セキュリティロールとファイルレルムに定義されているユーザまたはグループの対応付けを行います。

<role-name>

セキュリティロールを定義します。

<principal-name>

ユーザ名を定義します。

<group-name>

グループ名を定義します。

<servlet>

サーブレットまたはJSPの動作について定義します。

<servlet-name>

サーブレットまたはJSPの名前を定義します。

ここで指定する名前はdeployment descriptor(web.xml)の<servlet-name>タグで定義された名前を使用してください。

<principal-name>

deployment descriptor(web.xml)の<run-as>タグまたは@RunAsのアノテーションに指定したセキュリティロールに対応するprincipal名(ユーザ名)を指定します。

セキュリティロールに対応するユーザが1つしかない場合は、定義不要です。

<class-loader>

アプリケーションをロードするクラスローダ(Webクラスローダ)を制御する共通の値を定義します。

属性名

delegate

true(省略値)/false

説明

Webクラスローダの委譲モデルを指定します。

アプリケーションが持つクラス(アプリケーションクラス)はWebクラスローダでロードされます。

アプリケーション実行基盤が持つクラス(内部クラス)はWebクラスローダの親クラスローダでロードされます。

アプリケーションクラスと内部クラスの名前が衝突する場合、デフォルト設定ではクラスローダの委譲モデルにより内部クラスがロードされます。

値を設定することで、Webクラスローダが親クラスローダより先にクラスの検索を行うようにすることが可能です。

true: Webクラスローダで検索する前に親クラスローダを検索します。

false: 親クラスローダで検索する前にWebクラスローダで検索します。


<glassfish-web-app>または<ejb>

<resource-ref>

Java EE規約で規定されたdeployment descriptorの<resource-ref>タグ、または@Resource、@Resourcesのアノテーションで定義した参照名に対応するJDBCデータソース、URLの運用環境の実名を指定します。

<res-ref-name>

リソースの参照名を定義します。

Java EE規約で規定されたdeployment descriptorの<res-ref-name>タグで定義した名前を指定します。

<jndi-name>

運用環境におけるJNDI名を定義します。


<ejb>

<principal>

Java EE規約で定義された<run-as>タグまたは@RunAsのアノテーションに指定したセキュリティロールに対応するprincipal名(ユーザ名)を指定します。

セキュリティロールに対応するユーザが1つしかない場合は定義不要です。

<name>

principal名(ユーザ名)を指定します。

注意

プロジェクトの WEB-INF 配下に glassfish-web.xml を作成してください。

アプリケーションのパス(コンテキストルート)をルートディレクトリに設定する場合は、以下のように設定します。

<glassfish-web-app error-url="">

<context-root>/</context-root>

</glassfish-web-app>