アプリケーション設計時に留意すべき事項は以下です。
ユーザアプリケーションのログ情報は、カレントフォルダに出力してください。
UDPトランスポートはサポートしていません。
SQL Azureへのコネクションは切断される可能性があります。
コネクション切断時の再接続処理などは、アプリケーション側で実施する必要があります。
詳細はMicrosoft社の「TechNet Wiki」の「SQL Azure: Connection Management in SQL Azure(http://social.technet.microsoft.com/wiki/contents/articles/1541.aspx)」を参照してください。
アプリケーション実行基盤にはSQL AzureでサポートされているJDBCドライバ「SQL Server JDBC Driver 3.0」が設定されています。そのため、アプリケーションはJDBCドライバを組み込む必要はありません。SQL Azureへの接続については「2.2 アプリケーションの作成方法」の「SQL Azureへの接続」を参照してください。
インターネットとの通信は、1分間コネクションがアイドル状態であるとWindows Azure側から切断されます。
Windows Serverで通常デフォルトで定義されている環境変数が定義されていない場合があります。
レジストリへのアクセスは制限されています。
Servletセッションに保存するオブジェクトはjava.io.Serializableインタフェースを実装しており、シリアライズが可能である必要があります。
以下のServletセッションに関するイベントリスナーのメソッドは、Servletセッションがタイムアウトしたときに複数のロールで呼び出される場合があります。
javax.servlet.http.HttpSessionListener#sessionDestroyed
javax.servlet.http.HttpSessionAttributeListener#attributeRemoved
javax.servlet.http.HttpSessionBindingListener#valueUnbound
Servletセッションの属性に格納されたオブジェクトがjavax.servlet.http.HttpSessionActivationListenerインタフェースを実装している場合、各メソッドは以下の契機で呼び出されます。
sessionDidActivate: リクエスト受け付け時
sessionWillPassivate: アプリケーションの終了後
ポートは、80番(HTTPリスナーポート)と443番(HTTPSリスナーポート)だけが利用できます。その他のポート番号は利用できません。
本製品は、Windows Azure上で、1つのロールを占有します。そのため、富士通が提供する以下の商品を、本製品と同一のロール内で利用することはできません。
Interstage List Creator powered by Windows Azure
NetCOBOL 運用パッケージ powered by Windows Azure
Systemwalker Operation Manager V1 powered by Windows Azure
また、本製品は、1つのホステッドサービスを占有します。そのため、上記の商品と連携する場合、上記商品を本製品とは別のホステッドサービスにデプロイし、ロール間で呼び出しを行う必要があります。
詳細については、「Windows Azure設計ガイド」、「Windows Azure Platform解説」等のMicrosoft社の情報を参照してください。