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Systemwalker Desktop Keeper V14g リファレンスマニュアル
Systemwalker

1.26 SWDTK_DBCV.EXE(旧版データベースの変換)

機能説明

以下の機能を持っています。

記述形式

SWDTK_DBCV.EXE  {13.0|13.2|13.3|14.0|14.1|14.2|14.3}  {/CK|/GO|/EX}

オプション

オプションの文字列は、英大文字/英小文字が使用できます。全角文字での指定はできません。

<バージョン>:
13.0 :

データベース定義がV13.0.0のときで、かつ、オプションに /CK を指定している場合に指定します。

13.2 :

データベース定義がV13.2.0/V13.2.1のときで、かつ、オプションに /CK を指定している場合に指定します。

13.3 :

データベース定義がV13.3.0のときで、かつ、オプションに /CK を指定している場合に指定します。

14.0 :

データベース定義がV14.0.0/V14.0.1のときで、かつ、オプションに /CK を指定している場合に指定します。

14.1 :

データベース定義がV14.1.0のときで、かつ、オプションに /CK を指定している場合に指定します。

14.2 :

データベース定義がV14.2.0のときで、かつ、オプションに /CK を指定している場合に指定します。

14.3 :

データベース定義がV13.0.0、V13.2.0/V13.2.1、V13.3.0、V14.0.0/V14.0.1、V14.1.0、V14.2.0、またはV14.3.0のときで、かつ、オプションに /GO か /EX を指定している場合に指定します。

データベース定義がV13.0.0、V13.2.0/V13.2.1、V13.3.0、V14.0.0/V14.0.1、V14.1.0、V14.2.0、またはV14.3.0のときで、かつ、オプションに /CK を指定している場合に指定します。

<動作オプション> :
/CK :

データベースの容量チェック、アクセス禁止DSIの存在チェックを行う場合に指定します。
「V14.3」を指定した場合は、データベースをV14.3.0に移行可能かどうかの判断も実施します。

/GO :

管理サーバをV14.3.0にバージョンアップした後、使用できるオプションです。

初めてデータベースをV14.3.0の定義環境に変更する場合に指定します。(前回/GOを指定して移行が開始され、途中でエラーとなった場合など)一部のデータベース定義でも実施されている場合は、エラーとなります。

/EX :

管理サーバをV14.3.0にバージョンアップした後、使用できるオプションです。

データベースを、強制的にV14.3.0の定義環境に変更する場合(2回目以降のコマンド実行時)に指定します。
前回/GOを指定して移行中にエラーが発生し、再実行する場合など、一部のデータベース定義が実施されている環境でだけ実行できます。

以下に、コマンドの実行目的別に、指定するオプションの一覧を示します。

【管理サーバがV14.2.0以前の場合】

移行前のデータベース環境

コマンド実行目的

データベースの異常有無のチェック、データベース使用領域/空き領域を調査する
(1)

データベース環境をV14.3.0に変換できるかどうかを調査する
(2)

V13.0.0

13.0 /CK

14.3 /CK

V13.2.0/V13.2.1

13.2 /CK

14.3 /CK

V13.3.0

13.3 /CK

14.3 /CK

V14.0.0/V14.0.1

14.0 /CK

14.3 /CK

V14.1.0

14.1 /CK

14.3 /CK

V14.2.0

14.2 /CK

14.3 /CK

【管理サーバがV14.3.0の場合】

移行前のデータベース環境

コマンド実行目的

データベースの異常有無のチェック、データベース使用領域/空き領域を調査する
(3)

データベース環境をV14.3.0に変換できるかどうかを調査する
(4)

データベースをV14.3.0にバージョンアップする

初回のコマンド実行時
(5)

2回目以降のコマンド実行時
(6)

V13.0.0

13.0 /CK

14.3 /CK

14.3 /GO

14.3 /EX

V13.2.0/V13.2.1

13.2 /CK

14.3 /CK

14.3 /GO

14.3 /EX

V13.3.0

13.3 /CK

14.3 /CK

14.3 /GO

14.3 /EX

V14.0.0/V14.0.1

14.0 /CK

14.3 /CK

14.3 /GO

14.3 /EX

V14.1.0

14.1 /CK

14.3 /CK

14.3 /GO

14.3 /EX

V14.2.0

14.2 /CK

14.3 /CK

14.3 /GO

14.3 /EX

備考. データベースをV14.3.0にバージョンアップ後、データベースの異常有無のチェックやデータベース使用領域/空き領域を調査する場合は、オプションに“14.3 /CK”を指定します。(7)


復帰値

管理サーバのバージョンおよびコマンド実行時のオプションにより、復帰値が異なります。
以下に関係を示します。

復帰値

復帰値の意味

管理サーバがV14.2.0以前

管理サーバがV14.3.0

オプションに/CKを指定した場合
(1)(2)

データベース移行前に、オプションに/CKを指定した場合
(3)(4)

オプションに/GOを指定した場合
(5)

オプションに/EXを指定した場合
(6)

データベース移行後に、オプションに/CKを指定した場合
(7)

1

パラメーターエラー

13

Systemwalker Desktop Keeperのデータベースが構築されていない

14

Systemwalker Desktop Keeperのサービスが起動していない

20

データベース状態チェックエラー終了

30

容量不足で移行不可と判断

40

移行動作中断エラー

41

その他エラー

50

データベース状態チェック正常終了(エラーなし)

(バージョンに14.2以前を指定時)

60

移行可能と判断

(バージョンに14.3を指定時)

70

正常移行完了

○:復帰値があります。
―:復帰値はありません。


コマンド格納場所

データベース関連ファイルのインストールフォルダ\DBEnv\SWDTK_DBCV.EXE

実行に必要な権限/実行環境

注意事項

使用例/実行結果/出力形式

【例.1】V14.3.0の管理サーバにおいて、移行前(V14.2.0)のデータベース環境のチェックを実施します。

【例.2】V14.2.0の管理サーバにおいて、データベース環境を、V14.2.0からV14.3.0に移行します

【例.3】V14.2.0の管理サーバにおいて、データベース環境のV14.2.0からV14.3.0への移行に一度失敗し、移行を再実行します。