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Systemwalker Desktop Keeper V14g 運用ガイド 管理者編
Systemwalker

3.3.1 CTを追加/移動/削除する

CTを追加する

管理コンソールにクライアント(CT)およびスマートデバイス(エージェント)を追加するには、管理対象とするPCへのCTのインストール、あるいはスマートデバイスへのエージェントのインストールが必要です。クライアント(CT) およびスマートデバイスのCTグループへの振り分け方法には、以下の2とおりがあります。

ルート直下に配置されたクライアント(CT)およびスマートデバイス(エージェント)を手動でCTグループへ移動する

管理コンソールのCTグループツリーやCTリストに、クライアント(CT)およびスマートデバイス(エージェント)を新規に追加するために、管理対象とするPCにCTを、あるいはスマートデバイスにエージェントを、インストールします。クライアント(CT)のインストールについては、“Systemwalker Desktop Keeper 導入ガイド”の“クライアント(CT)をインストールする”を参照してください。スマートデバイス(エージェント)のインストールについては“Systemwalker Desktop Keeper 導入ガイド”の“スマートデバイス(エージェント)をインストールする”を参照してください。


CT登録時自動振り分けファイルを使用して自動でクライアント(CT)CTグループに割り当てる

管理対象とするPCへCTをインストールする前に、CT登録時自動振り分けファイルの設定が必要です。方法は、“CT登録時自動振り分けファイルを作成する”を参照してください。


注意

スマートデバイス(エージェント)は、CT登録時自動振り分けファイルを使用したCTグループへの自動割り当てはできません

CT登録時自動振り分けファイルによるCTグループへの自動割り当ては、PCにインストールされたクライアント(CT)のみ対象です。


注意

以下の場合は、CTリストの情報を最新にしてください

以下の条件のどちらかを満たす場合、画面に表示される統合管理サーバ配下の管理サーバの、CTリストの情報は最新になっていない場合があります。

・管理サーバ側でCTが追加/移動/削除された場合

・Active Directory連携が実行され、CTが追加/移動/削除となった場合

最新にするには、[ツリー設定]メニューから[ツリー最新表示]を選択してください。


注意

同一のCTが複数登録される原因

管理コンソールにおいて、同一のCTが複数登録される場合は、以下の原因が考えられます。

【原因1】

コンピュータ名が同じで、かつ、サーバ設定ツールのシステム設定におけるCT登録時動作で設定した内容(MACアドレス、所有者、OS種別)のどれかが違うCTがすでに登録されている状態で、CTをインストールした場合(LANカードの交換で、MACアドレスが変更となり、その後、CTをインストールした場合)

【原因2】

コンピュータ名が同じで、かつ、サーバ設定ツールのシステム設定におけるCT登録時動作で設定した内容(MACアドレス、所有者、OS種別)のどれかが違うCTがすでに登録されている状態で、CTの再登録コマンドを実行した場合(LANカードの交換で、MACアドレスが変更となり、その後、CTの再登録コマンドを実行した場合)

CTを移動する

CTリストに表示されているクライアント(CT)およびスマートデバイス(エージェント)を、CTグループツリーのCTグループに移動する方法を説明します。

以下の場所に表示されているクライアント(CT)およびスマートデバイス(エージェント)の移動は、システム管理者だけが実行できます。

  1. [管理コンソール]画面を起動します。

  2. CTグループツリーから、移動するクライアント(CT)およびスマートデバイス(エージェント)が登録されているCTグループを選択します。

  3. CTリストから移動するクライアント(CT)およびスマートデバイス(エージェント)を選択します。

  4. 移動先CTグループに、移動するクライアント(CT)およびスマートデバイス(エージェント)をドラッグ&ドロップで移動します。

  5. →クライアント(CT)およびスマートデバイス(エージェント)が移動されます。

  6. [ツリー設定]メニューから[CTグループ構成反映]を選択します。

    →[構成反映]することで、移動したクライアント(CT)がデータベースに反映されます。

    [CTグループ構成反映]を実行しない場合、[ポリシー最新表示]、[次回起動時に更新する]、および[即時更新を行う]ボタンがグレーアウトされた状態になり、[CTグループ構成反映]を促すメッセージが表示されます。

CTを削除する

CTリストに表示されているクライアント(CT)およびスマートデバイス(エージェント)を削除する方法を説明します。

以下の場所に表示されているクライアント(CT)およびスマートデバイス(エージェント)の削除は、システム管理者だけが実行できます。

CTを削除すると、CTは「削除したCT」グループに移動します

管理コンソールでクライアント(CT)およびスマートデバイス(エージェント)を削除し構成情報を反映すると、該当クライアント(CT)およびスマートデバイス(エージェント)は管理コンソールに表示されなくなります。

このとき、クライアント(CT)およびスマートデバイス(エージェント)は「削除したCT」グループに移動します。「削除したCT」グループは、通常は表示されません。管理コンソールの[ツリー設定]メニューで[「削除したCT」グループを表示]をチェック(システム管理者だけ操作可能)した場合に表示されます。「削除したCT」グループは、移動できません。また、「削除したCT」グループ配下にグループを作成することもできません。

「削除したCT」グループに移動したクライアント(CT)およびスマートデバイス(エージェント)の管理情報は、(統合)管理サーバに残っているため、後で蓄積されたログを参照する場合は、ログビューアで参照できます。

また、「削除したCT」グループに移動したクライアント(CT)およびスマートデバイス(エージェント)は、再利用することができます。この場合は、「削除したCT」グループのクライアント(CT)およびスマートデバイス(エージェント)を、他のグループに移動します。Active Directory連携時は、Localグループ配下へ移動できます。移動後は、構成情報の反映が必要です。

不要と判断して削除するクライアント(CT)およびスマートデバイス(エージェント)について、今後ログをログビューアで見る可能性がある場合は、「削除したCT」グループに所属させておくことをお勧めします。


「削除したCT」グループのCTを削除すると、CTは復元できません

「削除したCT」グループに所属するクライアント(CT)およびスマートデバイス(エージェント)を削除し、構成反映を行った場合は、「削除したCT」グループにクライアント(CT)およびスマートデバイス(エージェント)が表示されなくなり、管理情報が(統合)管理サーバから削除されます。したがって、蓄積されていたログをログビューアで参照できなくなります。バックアップコマンドを実行してCSVファイルを出力すれば、ログを確認できます。

また、削除したクライアント(CT)およびスマートデバイス(エージェント)を再度、管理コンソールに表示するには、対象のPCでCTを、またはスマートデバイスでエージェントを、アンインストール後、再インストールする必要があります。クライアント(CT)のインストールについては、“Systemwalker Desktop Keeper 導入ガイド”の“クライアント(CT)をインストールする”を参照してください。スマートデバイス(エージェント)のインストールについては“Systemwalker Desktop Keeper 導入ガイド”の“スマートデバイス(エージェント)をインストールする”を参照してください。

ただし、再インストールにより管理コンソールに表示されたクライアント(CT)およびスマートデバイス(エージェント)は、削除されたクライアント(CT)およびスマートデバイス(エージェント)とは異なるものと判断されます。したがって、再表示されても、削除前のログをログビューアで参照することはできません。


手順を以下に示します。

  1. [管理コンソール]画面を起動します。

  2. CTグループツリーから、削除するクライアント(CT)およびスマートデバイス(エージェント)が登録されているCTグループを選択します。

  3. CTリストから削除するクライアント(CT)およびスマートデバイス(エージェント)を選択し、右クリックします。

    →ポップアップメニューが表示されます。

  4. 表示されたポップアップメニューから[CT削除]を選択します。

    →削除確認画面が表示されます。

  5. 削除する場合は[OK]ボタンをクリックします。

    →選択したクライアント(CT)およびスマートデバイス(エージェント)が削除されます。

  6. [ツリー設定]メニューから[CTグループ構成反映]を選択します。

    →削除したCTが、「削除したCT」グループに移動します。

    [CTグループ構成反映]を実行しない場合、[ポリシー最新表示]、[次回起動時に更新する]、および[即時更新を行う]ボタンがグレーアウトされた状態になり、[CTグループ構成反映]を促すメッセージが表示されます。

    クライアント(CT)およびスマートデバイス(エージェント)が「削除したCT」グループに所属している間は、ログビューアでのログビューア参照や、他のCTグループへの復帰が可能です。


  7. 構成情報ツリーで「削除したCT」グループを選択します。

  8. CTリストから削除するCTを選択し、右クリックし、[CT削除]を選択します。

  9. 削除する場合は[OK]ボタンをクリックします。

    →選択したクライアント(CT)が削除されます。

  10. [ツリー設定]メニューから[CTグループ構成反映]を選択します。

    →構成反映することで、削除したCTがデータベースに反映されます。CTは復元できません。

    [CTグループ構成反映]を実行しない場合、[ポリシー最新表示]、[次回起動時に更新する]、および[即時更新を行う]ボタンがグレーアウトされた状態になり、[CTグループ構成反映]を促すメッセージが表示されます。