本章では、マルチテナント版を導入後の運用と提供機能について説明します。
基本的な操作方法は、通常のSystemwalker Desktop Patrolと同様です。
マルチテナント版で新たに必要および変更となった差異の部分について説明します。
マルチテナント版のサービスを提供する側をサービス提供者、サービスを利用する側をサービス利用者と記述しています。
注意
運用上の注意事項
集計スケジュール、イベント設定の通知スケジュールおよびソフトウェア辞書の更新は、インベントリ収集の時間帯およびWEBアクセスの集中する時間帯を避けて設定してください。
データベース格納先に使用するフォルダ配下は、本製品が使用するため使用しないでください。
マルチテナントの運用を行った場合、非マルチテナント(通常のSystemwalker Desktop Patrol CS)の運用に戻すことはできません。
テナントの追加・削除によりレスポンス性能に影響がある場合は、RDBシステムのパラメタ見直し・テンポラリログ/ディクショナリの拡張などのチューニングを行なってください。詳細については、“Symfoware Server チューニングガイド”を参照してください。
Symfowareサービス(サービス名:Symfoware RDB SWDTP)を停止すると、全テナントのデータベースにアクセスできなくなります。
ODBCデータソースのシステムDSNに追加されるシステムデータソースのうち、ドライバが“Symfoware ODOS”となっているものは削除しないでください。
マルチテナント版において、以下は未サポートとなります。
スマートデバイスの管理機能
IPv6対応
以下の項目について説明します。