ネットワークデバイスの自動設定および運用操作で利用されるルールセットは、ネットワークデバイスのモデル単位に登録します。そのため、ネットワークデバイスの機種を判別するためのモデル定義を作成する必要があります。
作成したモデル定義については、以下のXML定義ファイルを登録することで有効になります。
【Windowsマネージャー】
インストールフォルダー\SVROR\Manager\etc\customize_data\network_device_model.xml
【Linuxマネージャー】
/etc/opt/FJSVrcvmr/customize_data/network_device_model.xml
新しいモデルが加わった場合にも、モデル定義を編集することで対応できます。
なお、本製品ではネットワークデバイスへの自動設定および運用操作でサンプルスクリプトを提供しているネットワークデバイスのモデル定義については、自動でモデル情報を取得するため、モデル定義に記載する必要はありません。
参考
モデル定義を編集するために、ネットワークデバイスのsysObjectIDをsnmpwalkコマンドなどで確認してください。
例
snmpwalk -v 1 -c [SNMPコミュニティー名] [IPアドレス] sysObjectID
接続先の機器のマニュアルやベンダーから情報を入手できる場合、そちらから入手します。
ネットワークデバイスのモデル名の特定は、Modelタグ配下のSysObjectIdタグに指定されたOIDの文字列を利用して行われます。
ネットワークデバイスのモデル定義ファイルが先頭から検索され、最初に一致したsysObjectIDの、Modelタグのname属性の値がモデル名になります。
モデル定義ファイルに一致するOIDの文字列がない場合、モデル名はなしになります。
ネットワークデバイスの登録時に利用するネットワーク構成情報に装置名またはモデル名が指定されている場合、指定されている装置名またはモデル名を1つのモデルとして認識します。
参照
ネットワークデバイスのモデル定義については、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「14.13 ネットワークデバイスのモデル定義」を参照してください。