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ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.1.0 設計ガイド
ServerView

C.3.2 事前準備

インフラ管理者が行います。


ネットワークリソースで使用するVLAN IDの決定

本製品で使用するVLAN IDを決定します。「C.3.1 リンクアグリゲーションとサーバの構成」の「図C.2 ブレードサーバでの構成例」の場合、37ポートおよび38ポートで使用するVLAN IDです。


LANスイッチブレードへのリンクアグリゲーションの設定

LANスイッチブレードへリンクアグリゲーションを設定する手順を説明します。

LANスイッチブレード PY CB Eth Switch/IBP 10Gb 18/8の場合

LANスイッチブレード PY CB Eth Switch/IBP 10Gb 18/8の場合、以下の設定ができます。

LANスイッチブレード PY CB Eth Switch/IBP 10Gb 18/8へリンクアグリゲーションを設定する手順を以下に示します。

  1. LANスイッチブレードの外部接続ポートにリンクアグリゲーションを設定します。

    LANスイッチブレードの管理コンソールから、LANスイッチブレードにリンクアグリゲーションの構成を設定し、LLDPを有効にします。
    なお、VLAN自動設定する場合、VLANは設定しないでください。
    設定方法については、対象のLANスイッチブレードのマニュアルを参照してください。

  2. 隣接するネットワーク機器に、リンクアグリゲーションの構成とVLANを設定します。

    設定方法については、対象のネットワーク機器のマニュアルを参照してください。

  3. 本製品にLANスイッチブレードのリンクアグリゲーションの構成情報を反映します。

    RORコンソールのサーバリソースツリーから、対象のLANスイッチブレードを右クリックします。
    表示されたメニューで[更新]をクリックし、LANスイッチブレードのリンクアグリゲーションの構成情報を本製品に反映します。

  4. 本製品にLANスイッチブレードのリンクアグリゲーションの構成情報が反映されたことを確認します。

    RORコンソールのサーバリソースツリーから、対象のLANスイッチブレードを選択し、[リソース詳細]画面を表示します。
    [リソース詳細]画面の[リンクアグリゲーショングループ名]に手順1.で設定したリンクアグリゲーションの構成情報が表示されていることを確認します。
    手順1.で設定したリンクアグリゲーションの構成情報が表示されていない場合、手順1.および手順2.の設定が行われていることを確認してから再度手順3.を行ってください。

  5. ネットワークリソースを作成します。

    ネットワークリソースの作成は、「C.3.3 本製品の運用」の「ネットワークリソースの作成」を参照してください。


LANスイッチブレード PY CB Eth Switch/IBP 10Gb 18/8以外の場合

LANスイッチブレード PY CB Eth Switch/IBP 10Gb 18/8以外へリンクアグリゲーションを設定する手順を以下に示します。

  1. LANスイッチブレードの外部接続ポートにリンクアグリゲーションを設定します。
    なお、VLAN自動設定する場合、VLANは設定しないでください。
    設定方法については、対象のネットワーク機器のマニュアルを参照してください。

  2. 隣接するネットワーク機器に、リンクアグリゲーションの構成とVLANを設定します。
    設定方法については、対象のネットワーク機器のマニュアルを参照してください。

  3. 本製品にLANスイッチブレードのリンクアグリゲーションの構成情報を反映します。
    RORコンソールのサーバリソースツリーから、対象のLANスイッチブレードを右クリックします。
    表示されたメニューで[更新]をクリックし、LANスイッチブレードのリンクアグリゲーションの構成情報を本製品に反映します。

  4. 本製品にLANスイッチブレードのリンクアグリゲーションの構成情報が反映されたことを確認します。
    RORコンソールのサーバリソースツリーから、対象のLANスイッチブレードを選択し、[リソース詳細]画面を表示します。
    [リソース詳細]画面の[リンクアグリゲーショングループ名]に手順1.で設定したリンクアグリゲーションの構成情報が表示されていることを確認します。
    手順1.で設定したリンクアグリゲーションの構成情報が表示されていない場合、手順1.および手順2.の設定が行われていることを確認してから再度手順3.を行ってください。

  5. ネットワークリソースを作成します。
    ネットワークリソースの作成は、「C.3.3 本製品の運用」の「ネットワークリソースの作成」を参照してください。


LANスイッチブレードへのリンクアグリゲーションの設定例(LANスイッチブレード PY CB Eth Switch/IBP 1Gb 36/8+2 の場合)

LANスイッチブレード PY CB Eth Switch/IBP 1Gb 36/8+2へリンクアグリゲーションを設定する手順を以下に示します。

  1. リンクアグリゲーション(ポートチャネル)のグループを作成します。

  2. 作成したポートチャネル・グループのモードをLACPに設定します。

  3. リンクアグリゲーションで利用するLANスイッチブレードのアップリンクポートをポートチャネルに組み込みます。

  4. スイッチにVLANを作成します。

  5. 作成したVLANにポートチャネルを組み込みます。

2台のLANスイッチブレードにそれぞれログインして、コマンドを実行すると組み込まれます。

以下は、LANスイッチブレード1台のリンクアグリゲーションを設定する例です。詳細は、LANスイッチブレードのマニュアルを参照してください。

LANスイッチブレードへのリンクアグリゲーションの設定例(LANスイッチブレード PY CB Eth Switch/IBP 10Gb 18/8 の場合)

LANスイッチブレード PY CB Eth Switch/IBP 10Gb 18/8へリンクアグリゲーションを設定する手順を以下に示します。

  1. リンクアグリゲーションに組み込む全てLANスイッチブレードの外部ポート(アップリンクポート)が同じVLANになるように設定します。

  2. リンクアグリゲーションに組み込む全ての外部ポートにリンクアグリゲーショングループを設定します。

  3. リンクアグリゲーションに組み込む全ての外部ポートのLLDPを有効に設定します。
    なお、LLDPの設定の際、「VLAN名称情報」は無効に設定してください。その他の項目は有効に設定してください。

2台のLANスイッチブレードにそれぞれログインして、コマンドを実行すると組み込まれます。

以下は、LANスイッチブレード1台のリンクアグリゲーションを設定する例です。詳細は、LANスイッチブレードのマニュアルを参照してください。

注意

  • LANスイッチブレード PY CB Eth Switch/IBP 10Gb 18/8の場合、リンクアグリゲーションのメンバーポートが以下のいずれかの条件の場合、本製品はそのリンクアグリゲーションのメンバーポート情報を認識できません。

    • リンクアグリゲーションのメンバーポートのLLDPがdisableもしくはreceiveの場合

    • リンクアグリゲーションのメンバーポートのVLANが他のメンバーポートと異なる場合

    • リンクアグリゲーションのメンバーポートのLLDPの[VLAN名称情報]が有効な場合

    LLDPがdisableの場合のLANスイッチブレードの設定例

    (config)# interface range 0/19-0/20 <RETURN>
    (config-if)# vlan untag 10 <RETURN>
    (config-if)# vlan tag 20 <RETURN>
    (config-if)# type linkaggregation 1 <RETURN>
    (config-if)# lldp mode disable <RETURN>
    (config-if)# exit <RETURN>
    (config)# save <RETURN>

    本製品が認識したリンクアグリゲーション情報

    リンクアグリゲーショングループ名:linkaggregation1

    メンバーポート:-