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ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.1.0 設計ガイド
ServerView

12.3 管理者の登録

本製品をインストールするときに指定する特権ユーザー(管理者ユーザー)をディレクトリサービスに登録します。

以下のオブジェクトクラスを利用します。

表12.1 オブジェクトクラス

ディレクトリサービス

オブジェクトクラス

ログインユーザーIDに使用する属性

OpenDS

inetOrgPerson

uidまたはcn

Active Directory

user

sAMAccountNameまたはcn (注)

注) ServerView Operations Managerのディレクトリサービス設定で、ユーザ検索フィルタには、このどちらかを指定します。ユーザ検索フィルタに指定した属性の値と、RORの特権ユーザー(管理者)を含むすべてのユーザーのユーザーIDを一致させてください。

OpenDSの場合、ユーザーID(uid属性値)は、ディレクトリサービス内で一意にします。

ServerView Operations Managerに同梱されているOpenDSの場合、ServerView Operations Managerインストール時に、事前定義されているユーザーがあります。
事前定義されているユーザーの情報は、以下の、ServerView Operations Managerのマニュアルを参照してください。

OpenDSに、本製品の特権ユーザー"manager"を登録する例を以下に示します。

  1. ldifファイルを作成します。

    dn: cn=manager,ou=users,dc=fujitsu,dc=com
    changetype: add
    objectclass: inetOrgPerson
    cn: manager
    sn: manager
    uid: manager
    userPassword: mypassword

  2. OpenDSのクライアント機能を利用して、手順1.で作成したldifファイルをディレクトリサービスに登録します。

    OpenDSのldapmodifyコマンドを実行する前に、環境変数JAVA_HOMEにJava SE 6のパスを設定してください。

    コマンドの詳細は、OpenDSのドキュメントを参照してください。

    【Windows】

    >"OpenDSインストールフォルダー\bat\ldapmodify.bat" -p ポート番号 -f ldifファイル -D OpenDS管理者ユーザーDN -w パスワード <RETURN>

    【Linux】

    # "OpenDSインストールフォルダー/bin/ldapmodify" -p ポート番号 -f ldifファイル -D OpenDS管理者ユーザーDN -w パスワード <RETURN>

    OpenDSへのユーザー登録には、SSL通信は必要ありません。ServerView Operations Manager に同梱されているOpenDSでは、SSL通信をしない場合のポート番号の初期値は、"1473" です。

    ServerView Operations Managerに同梱されているOpenDSの接続設定内容は、ServerView Operations Manager の README、および、マニュアル「ServerView Suite ServerView でのユーザ管理」を参照してください。

    >"C:\Program Files\Fujitsu\ServerView Suite\opends\bat\ldapmodify.bat" -p 1473 -f manager.ldif -D "cn=Directory Manager" -w admin <RETURN>