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ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.1.0 設計ガイド
ServerView

9.4.3 iSCSI LANをiSCSIブートで利用する場合

【物理サーバ】
事前に以下の定義ファイルを作成し、iSCSIブートで利用するネットワーク情報を定義します。
iSCSIブートの操作(rcxadm iscsictl)で登録するiSCSIブート情報と関係します。事前に、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「14.4.2 iSCSIブート情報」を参照してください。

定義ファイルの格納場所

【Windowsマネージャー】
インストールフォルダー\SVROR\Manager\etc\customize_data

【Linuxマネージャー】
/etc/opt/FJSVrcvmr/customize_data

定義ファイル名
  • ユーザーグループ

    iscsi_ユーザーグループ名.rcxprop

  • システム共通

    iscsi.rcxprop

定義ファイルの形式

定義ファイルでは、1行ごとに定義する項目を記述します。以下の形式で記述します。

変数 =

コメントは、先頭文字をシャープ("#")で記述します。

定義ファイルの指定項目
表9.7 iSCSIブートのネットワーク定義ファイルの指定項目

変数

意味

server_model.モデル名.boot_nic

サーバモデル名とiSCSIでブートするNICを指定します。
NICは複数指定できます。

指定できるモデルは、以下のとおりです。

  • BX620

  • BX920

  • BX922

  • BX924

  • BX960

なお、デフォルトはアスタリスク("*")を指定します。

以下の形式で指定します。

NIC[index]

indexは1から始まる整数です。

#Server Section
server_model.BX922.boot_nic = NIC1
server_model.BX924.boot_nic = NIC1,NIC2
server_model.*.boot_nic = NIC1,NIC2

  • エントリーは記載した順に評価されます。設定が重複した場合、最初のエントリーが評価されます。

  • デフォルトはアスタリスク("*")で指定します。