設定変更が必要なBIOSは、以下の2種類です。
管理対象サーバ本体のBIOSです。
FC-HBA BIOSを有効または無効に設定、ブートデバイスの優先順位を設定します。
注意
サーバブレードのBIOSの設定によって、シャーシの電源と連動してサーバブレードの電源を起動できます。詳細は、サーバブレードのユーザーズガイドを参照してください。
PRIMERGY BX900/BX400シリーズで、サーバブレードのLAN拡張カードとしてLND-PG203を搭載している場合、サーバブレードのBIOS設定でLAN拡張カードのNICを"disable"に設定しないでください。
"disable"にした場合、サーバブレードとLANスイッチブレード間の接続が正常に表示されません。
また、以下の機能が正常に動作しません。
LANスイッチブレードのVLAN設定と変更(内部ポート、外部ポート)
サーバ切替え(サーバ切替え時にネットワークの設定を変更する場合)
ネットワークインターフェースからのブート設定時に"UEFI"と"Legacy"が表示されたときは、"Legacy"を選択してください。
サーバ切り替え方式がHBA address renameの場合、PXE VLAN Supportは"Disabled"に設定してください。
管理対象サーバの拡張カードとして搭載するFC-HBAに関するBIOSです。
ファイバーチャネルスイッチ接続でSAN環境に対応したストレージを使用する設定、およびSANブートを有効または無効に設定します。
運用環境に応じて、以下を設定します。
HBA address renameによるSANブートを利用する場合
FC-HBA BIOSを有効にしてください。
また、ブート順序を以下の順序で設定してください。
管理LANで使用するネットワークインターフェースからのブート(NIC1(Index1))
管理LANで使用するネットワークインターフェースからのブート(NIC2(Index2))
CD-ROMからのブート(CD-ROMを接続している場合)
ストレージからのブート
注意
管理対象サーバで運用を開始し、ディスクからブートする際も、ブート順序は変更しないでください。
NIC1、NIC2以外も管理LANとして使用できます。この場合、順序1.と2.は、適宜読み替えてください。なお、NIC1、NIC2以外を管理LANとして使用する場合、本手順で設定したNICと同じNICをサーバ登録時に指定してください。
詳細は、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「5.4.2 ブレードサーバの登録」または「5.5.1 ラックマウント型サーバとタワー型サーバの登録」を参照してください。
ネットワークインターフェースからのブート設定時に"UEFI"と"Legacy"が表示されたときは、"Legacy"を選択してください。
SAN環境に対応したストレージからのブートを有効にしてください。
各BIOS設定については、各機種のマニュアルを参照してください。
注意
各BIOSの設定を変更した場合、設定を保存したあと、再起動してください。
BIOSのファームウェアが古い場合、HBA address renameは動作しません。
富士通 PCサーバ PRIMERGY向けWebサイトを参照し、アップデートしてください。
URL: http://primeserver.fujitsu.com/primergy/ |
VIOMを利用する場合(SANブート)
FC-HBA BIOSを有効にしてください。
また、ブート順序を以下の順序で設定してください。
管理LANで使用するネットワークインターフェースからのブート(NIC1(Index1))
管理LANで使用するネットワークインターフェースからのブート(NIC2(Index2))
CD-ROMからのブート(CD-ROMを接続している場合)
ストレージからのブート
注意
NIC1、NIC2以外も管理LANとして使用できます。この場合、順序1.と2.は、適宜読み替えてください。なお、NIC1、NIC2以外を管理LANとして使用する場合は、本手順で設定したNICと同じNICをサーバ登録時に指定してください。
詳細については、「操作ガイド VE」の「7.3.2 ブレードサーバの登録」または「7.4.1 ラックマウント型サーバとタワー型サーバの登録」を参照してください。
「HBA address renameによるSANブートを利用する場合」を参照し、設定してください。
VIOMを利用する場合(iSCSIブート)
iSCSI用LANで使用するNICに対して、iSCSIブートを有効にしてください。
iSCSIブートのパラメーターの設定はVIOMのサーバプロファイルを利用します。
サーバプロファイルの設定方法については、ServerView Virtual-IO Managerのマニュアルを参照してください。
また、ブート順序を以下の順序で設定してください。
管理LANで使用するネットワークインターフェースからのブート(NIC1(Index1))
管理LANで使用するネットワークインターフェースからのブート(NIC2(Index2))
iSCSI用LANで使用するネットワークインターフェースからのブート(NIC3(Index3))
iSCSI用LANで使用するネットワークインターフェースからのブート(NIC4(Index4))
注意
管理対象サーバで運用を開始し、ディスクからブートする際も、ブート順序は変更しないでください。
NIC1、NIC2以外も管理LANとして使用できます。この場合、順序1.と2.は、適宜読み替えてください。なお、NIC1、NIC2以外を管理LANとして使用する場合は、本手順で設定したNICと同じNICをサーバ登録時に指定してください。
詳細については、「操作ガイド VE」の「7.3.2 ブレードサーバの登録」または「7.4.1 ラックマウント型サーバとタワー型サーバの登録」を参照してください。
NIC3、NIC4を管理LANとして使用する場合、NIC3、NIC4以外のNICをiSCSI用LANとして使用してください。この場合、順序3.と4.は、適宜読み替えてください。
無効に設定してください。