名前
【Windowsマネージャー】
インストールフォルダー\RCXCFMG\bin\cfmg_importlserver - L-Serverの取り込み
【Linuxマネージャー】
/opt/FJSVcfmg/bin/cfmg_importlserver - L-Serverの取り込み
形式
cfmg_importlserver -user ユーザーID -org テナント名 [-lplatform L-Platform ID] -lserver L-Server名 [-image クローニングイメージID] [-os ソフトウェアID] [-vmpool VMプール名] [-storagepool ストレージプール名] [-host ホスト名]
機能説明
指定したL-Server名のL-ServerをL-Platformとして取り込みます。
本コマンドでは、-orgオプションで指定したテナント配下にL-Platformを作成し、-lserverオプションで指定したL-Serverを、作成したL-Platform配下に移動します。
-lplatformオプションを指定することにより、以下に示す既存のL-PlatformにL-Serverを取り込むこともできます。
RORコンソールのL-Platform管理画面から新規作成したL-Platform
L-Platform APIやL-Platform API関連操作コマンドで作成したL-Platform
本コマンドを-lplatformオプションを指定せずに実行して作成したL-Platform
注意
インフラ管理者用L-ServerをL-Platformに取り込んだ場合、そのL-Serverの操作権限はテナント管理者/利用者に譲渡されます。
このL-Serverをcfmg_deletelserverコマンドによりL-Platformから解除した場合、インフラ管理者用L-Serverに戻ります。
本コマンドを実行した場合、L-Platformテンプレートが生成されます。生成されたL-Platformテンプレートは、テンプレート管理画面では表示されません。cfmg_listtemplateコマンドおよびcfmg_listimageinfoコマンドに、-aオプションを指定することにより表示できます。
NICがないL-Serverを取り込むことはできません。
テナント配下に存在しているL-Serverを、他のテナントに取り込むことはできません。
テナント配下以外に存在しているL-Serverを取り込みする場合、取り込み対象のL-Serverの電源をOFFにする必要があります。
VMホストを導入した物理L-Serverを取り込まないでください。物理L-ServerへのVMホストの導入方法は、「導入ガイド CE」の「付録D 物理L-Serverに対するVMホストの導入」を参照してください。
オプション
取り込みするL-Platformに設定するユーザーIDを指定します。
取り込みするL-Platformに設定するテナント名を指定します。
取り込み先のL-PlatformのL-Platform IDを指定します。
省略した場合は、新規のL-Platformに取り込みます。
取り込み対象のL-ServerのL-Server名を指定します。
以下のように指定してください。
リソースフォルダーやテナントの中に配置されたL-Serverの場合
リソースフォルダー名やテナント名をスラッシュ("/")でつないで指定してください。
例) /folder1/server1
リソースフォルダーやテナントの中に配置されたL-Serverでない場合
先頭のスラッシュ("/")は省略可能です。
例) server2
取り込むことができるのは1階層目までのリソースフォルダー配下のL-Serverだけです。
2階層以上のリソースフォルダー配下のL-Serverを取り込みする場合は、リソース管理のRORコンソールで、事前に1階層以下の位置にL-Serverを移動してください。
取り込みするL-Serverにイメージ情報を設定したい場合にクローニングイメージIDを指定します。
指定しなかった場合は、デフォルトのイメージ情報が利用されます。
ソフトウェア情報やパッチ情報を管理したい場合は、cfmg_addimageinfoコマンドで、事前にイメージ情報を取り込みしてから、本コマンドに指定してください。
クローニングイメージが存在しない場合には、cfmg_addimageinfoコマンドに-nオプションを指定して、イメージ情報を取り込みしてください。
通常のイメージ情報を指定した場合、そのイメージ情報を削除するには、取り込みしたL-Platformを返却する必要があります。
取り込みするL-Serverに設定するOSのソフトウェア情報のソフトウェアIDを指定します。
-imageオプションを指定している場合は、指定しても無視されます。
OS以外のソフトウェア情報を指定することはできません。
本オプションおよび-imageオプションの両方を省略した場合は、ソフトウェアIDが"SW00000001"の情報が設定されます。
デフォルトでは、以下のOSの情報となります。
・"Windows Server 2008 Standard (32bit)"
ソフトウェアIDは、cfmg_listsoftコマンドで参照することができます。
取り込みするL-Serverに設定するVMプール名を指定します。
以下のように指定してください。
リソースフォルダーやテナントの中に配置されたVMプールの場合
リソースフォルダー名やテナント名をスラッシュ("/")でつないで指定してください。
例) /folder1/VMPool
リソースフォルダーやテナントの中に配置されたVMプールでない場合
先頭のスラッシュ("/")は必須です。
例) /VMPool
指定しなかった場合は、VMプール名は設定されません。
メータリング機能を利用している場合、指定しないとVMプールに関連するCPUやメモリに対するメータリング計算ができません。
取り込みするL-Serverに設定するストレージプール名を指定します。
以下のように指定してください。
リソースフォルダーやテナントの中に配置されたストレージプールの場合
リソースフォルダー名やテナント名をスラッシュ("/")でつないで指定してください。
例) /folder1/StoragePool
リソースフォルダーやテナントの中に配置されたストレージプールでない場合
先頭のスラッシュ("/")は必須です。
例) /StoragePool
複数のディスクが存在する場合は、ディスク番号の順番にカンマ区切りで指定してください。
指定したストレージプール名よりも、ディスク数が多い場合、余ったディスクには、最後尾に指定したストレージプール名が設定されます。
指定しなかった場合は、ストレージプール名は設定されません。
メータリング機能を利用している場合、指定しないとストレージプールに関連するディスクに対するメータリング計算ができません。
取り込みするL-Serverに設定するホスト名を指定します。
指定しなかった場合は、ホスト名生成方式に従って自動生成されます。
必要な権限・実行環境
OSの管理者権限をもつインフラ管理者
管理サーバ
使用例
> cfmg_importlserver -user user3 -org div3 -lplatform tenant1-123 -lserver lsv3 <?xml version="1.0" encoding="Windows-31J"?> <result> <templateId>template-12fe41c4b58</templateId> <vsysId>tenant1-123</vsysId> </result>
備考) Linuxマネージャーの場合は、encoding="UTF-8"になります。
終了ステータス
以下の終了ステータスが返されます。
L-Platform ID、テンプレートIDを出力します。
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