テンプレート情報は、以下の3つのページで情報を設定します。
基本情報ページ
構成変更ページ
構成確認ページ
なお、ここでは新規作成時に表示される画面を例にとって説明します。
[基本情報]ページでは、テンプレート情報の基本的な情報を設定します。
項目説明
[基本情報]ページの項目について説明します。
テンプレート名
L-Platformテンプレート名を85文字以内(<,>,&,",'は指定不可)で指定します。
なお、L-Platformテンプレート名はL-Platformのシステム名の初期値として使用されます。
システム名は、システム運用管理者が設定したリソース名の設定方式によって使用可能な文字、長さが異なります。
L-Platformテンプレート名には、いずれの設定方式でも有効な以下の範囲で設定することを推奨します。
半角英数字、アンダースコア("_")、ハイフン("-")で構成された23文字以内
L-Platformテンプレート名を入力すると、L-Platformテンプレート名が自動的にキーワードに設定されます。ただし、一度キーワード欄にカーソルを移し、その後L-Platformテンプレート名を変更しても、キーワードにはその変更は反映されません。
説明
L-Platformテンプレートが実現するL-Platformや、L-Platformテンプレートに含むコンテンツなどの説明を85文字以内(<,>,&,",'は指定不可)で入力します。
キーワード
L-Platformテンプレートの検索キーワードを85文字以内(<,>,&,",'は指定不可)で指定します。
複数のキーワードを設定する場合は、半角空白を使用して区切ります。
ファイアーウォール
ファイアーウォールを設定するときは、[設定]ボタンをクリックし、[ファイアーウォール]画面からルールセットを選択します。新規作成の場合だけ選択可能です。
ファイアーウォールとともにサーバロードバランサーを使用してサーバの負荷分散を行う場合には、[ファイアーウォール]画面でセグメント内にサーバロードバランサーを配置できるルールセットを選択します。
サーバロードバランサーが配置できるルールセットかどうかは、SLB対応カラムで判断できます。
SLB対応カラムの意味を次に示します。
SLB対応カラムの値 | 意味 |
---|---|
セグメント内にサーバロードバランサー(SLB)を配置できないルールセット | |
セグメント内にサーバロードバランサー(SLB)を配置できるルールセット |
設定したファイアーウォールを削除するときは、[設定]ボタンをクリックし、[ファイアーウォール]画面で"利用しない"を選択します。
最大セグメント数
L-Platformで使用できるセグメントの最大値を1~99の範囲内で指定します。
ファイアーウォールのルールセットを選択した場合は、初期値はルールセットに指定された値となります。
最大L-Server数
L-Platformで使用できるサーバの最大数を1~30の範囲内で指定します。
設定ファイルで、L-Platformテンプレート内に配置できる最大L-Server数が指定されている場合は、その値が最大数になります。
ライセンス
ライセンスが付与されているかを選択します。
サポート
サポートが付与されているかを選択します。
操作手順
[基本情報]ページでの操作手順は、以下のとおりです。
テンプレート情報の基本情報の各項目を設定します。
[次へ]ボタンをクリックします。
[構成変更]ページが表示されます。
ポイント
入力項目にエラーがある場合は、エラーメッセージが表示されます。エラーメッセージが表示された場合は、エラーメッセージを参考に正しい設定に修正してください。
[構成変更]ページでは、各種リソースの構成を設定します。
以下に[構成変更]ページを示します。
画面説明
[構成変更]ページの画面について説明します。
ページ上部はL-Platformテンプレートの構成が表示されます。この部分を構成表示領域と呼びます。
ページ下部は構成表示領域で選択したリソース(ファイアーウォール、セグメント、サーバロードバランサー、イメージ、またはディスク)の詳細が表示されます。この部分をリソース詳細表示領域と呼びます。
ページ右側はL-Platformテンプレートに追加できるリソース(セグメント、イメージ、ディスク、およびサーバロードバランサー)の一覧が表示されます。この部分を追加オプションと呼びます。
構成表示領域に表示されるアイコンは以下のとおりです。
アイコン | 説明 |
---|---|
データディスクなし仮想サーバ | |
データディスク1個が付いた仮想サーバ | |
データディスクが複数個付いた仮想サーバ | |
データディスクなし物理サーバ | |
データディスク1個が付いた物理サーバ | |
データディスクが複数個付いた物理サーバ | |
仮想サーバのNIC | |
物理サーバのNIC | |
グループ化したNIC | |
ファイアーウォール | |
サーバロードバランサー(SLB) |
追加オプションに表示されるアイコンは以下のとおりです。
アイコン | 説明 |
---|---|
データディスクなしの仮想イメージ情報 | |
データディスクなしの物理イメージ情報 | |
データディスクありの仮想イメージ情報 | |
管理セグメント | |
業務セグメント | |
管理LANが割り当てられている管理セグメント | |
データディスク | |
サーバロードバランサー(Server Load Balancer) |
項目説明(ファイアーウォール)
構成表示領域(ページ上部)でファイアーウォールを選択した場合に表示される、リソース詳細表示領域(ページ下部)の項目について説明します。
ファイアーウォール名
ファイアーウォール名を32Bytes以内(<,>,&,",'を除くASCII文字列)で指定します。
ルールセット
ルールセットの名前が表示されます。
説明
ルールセットの説明が表示されます。
項目説明(ファイアーウォールのパラメーター)
ファイアーウォールの[設定]ボタンをクリックすると[Firewall]画面が表示されます。
[Firewall]画面には、ルールセットに定義されたパラメーター一覧が表示されます。
以下に[Firewall]画面上部の項目について説明します。
選択中ルールセット
ルールセットの名前が表示されます。
説明
ルールセットの説明が表示されます。
以下に[Firewall]画面中央部の項目について説明します。
セグメント/サーバ
パラメーターが有効となるセグメントまたはサーバの名前が表示されます。セグメントとサーバに関連しないパラメーターの場合には、"-"が表示されます。
パラメーター
パラメーターの名前が表示されます。
説明
パラメーターの説明が表示されます。
設定値
パラメーターに設定する値を入力します。
以下に[Firewall]画面下部の項目について説明します。
パラメーターの説明
マウスオーバーされているパラメーターの説明が表示されます。
項目説明(セグメント)
構成表示領域(ページ上部)でセグメントを選択した場合に表示される、リソース詳細表示領域(ページ下部)の項目について説明します。
セグメント名
セグメント名を20Bytes以内(<,>,&,",'を除くASCII文字列)で指定します。
カテゴリ
カテゴリを以下から選択します。
業務セグメント
管理セグメント
ただし、自動選択セグメントの場合だけ選択可能です。
セグメント識別情報
セグメントを識別するための任意の文字列(<,>,&,",'を除くASCII文字列)を32Bytes以内で指定します。
ただし、自動選択セグメントの場合だけ指定可能です。
最大NIC数
セグメントに接続できるサーバの最大数を1~30の範囲内で指定します。
設定ファイルで、L-Platformテンプレートにおけるセグメントの最大NIC数が指定されている場合は、その値が最大数になります。
ただし、ファイアーウォールに定義されたセグメントの場合は、ファイアーウォールのルールセットで指定された値が上限になります。
同一サーバのNICを同じセグメントに複数個接続した場合、それぞれのNICを1つのサーバとしてカウントします。
リソースID
ネットワークリソースを選択します。新規作成または参照作成の場合だけ選択可能です。
一覧に表示されるのは、自動選択とセグメント識別情報で指定した文字列と一致したネットワークリソースです。
一覧に指定したいネットワークリソースが表示されない場合は、指定したいネットワークリソースに対してセグメント情報の新規作成または編集を行い、セグメント識別情報にルールセットに指定されたセグメント識別情報を指定してください。
参考
自動選択セグメントは、ネットワークリソースと関係付けられていないセグメント情報を表現しています。
自動選択セグメントは、ネットワークリソースが自動選択となり、L-Platformを作成するときにネットワークリソースが自動的に選択されます。
項目説明(サーバロードバランサー)
構成表示領域(ページ上部)でサーバロードバランサーを選択した場合に表示される、リソース詳細表示領域(ページ下部)の項目について説明します。
サーバロードバランサー名
サーバロードバランサー名を32Bytes以内(<,>,&,",'は指定不可)で指定します。
構築用ルールセット
選択されたルールセットの名前が表示されます。
ルールセットは、[SLBルールセット選択]画面で選択します。
[SLBルールセット選択]画面は、サーバロードバランサーを追加した場合、または指定したルールセットを変更する場合に使用する[ルールセット選択]ボタンをクリックすると表示されます。
説明
選択されたルールセットの説明が表示されます。
項目説明(サーバロードバランサーのパラメーター)
サーバロードバランサーの[パラメーター詳細]ボタンをクリックすると[パラメーター詳細]画面が表示されます。
[パラメーター詳細]画面には、ルールセットに定義されたパラメーター一覧が表示されます。
以下に[パラメーター詳細]画面上部の項目について説明します。
選択中ルールセット
ルールセットの名前が表示されます。
説明
ルールセットの説明が表示されます。
以下に[パラメーター詳細]画面中部の項目について説明します。
[SLB]タブ
サーバに依存しないパラメーターが表示されます。次の項目が表示されます。
パラメーター
パラメーターのラベルが表示されます。
説明
パラメーターの説明が表示されます。
設定値
パラメーターに設定されている値が表示されます。
[サーバ]タブ
サーバ固有のパラメーターが表示されます。次の項目が表示されます。
サーバ
パラメーターが有効となるサーバの名前が表示されます。サーバに関連しないパラメーターの場合には、“-”が表示されます。
パラメーター
パラメーターのラベルが表示されます。
説明
パラメーターの説明が表示されます。
設定値
パラメーターに設定されている値が表示されます。
以下に[パラメーター詳細]画面下部の項目について説明します。
パラメーターの説明
マウスオーバーされているパラメーターの説明が表示されます。
注意
1つのセグメントに、サーバロードバランサーは1台しか配置できません。
ファイアーウォールが設定されている場合、ファイルウォールのルールセットにはサーバロードバランサー対応のルールセットが指定されている必要があります。サーバロードバランサー対応のルールセットが指定されていない場合には、サーバロードバランサーを配置できません。
セグメント内にサーバロードバランサーを配置する場合には、セグメント識別情報が設定されている必要があります。
使用するサーバロードバランサーのルールセットのパラメーターファイルに設定されている"セグメントの識別名(Segment Type)"と一致しないセグメント識別情報が設定されているセグメントの場合には、サーバロードバランサーを配置できません。この場合には、セグメント情報のセグメント識別情報が正しく設定されているか確認してください。
自動選択のセグメントの場合、セグメント識別情報は空で初期設定されていますので、自動選択のセグメントにサーバロードバランサーを配置する場合には、サーバロードバランサーを配置する前に、使用するルールセットのパラメーターファイルに設定されている"セグメントの識別名(Segment Type)"と一致する名前を設定してください。指定するセグメントの識別名がわからない場合には、インフラ管理者に確認してください。
サーバロードバランサー構築用のルールセットが未定義の場合には、[SLBルールセット選択]画面においてルールセットが表示されません。この場合、[キャンセル]ボタンを押して[SLBルールセット選択]画面を閉じてください。
項目説明(イメージ)
構成表示領域(ページ上部)でイメージを選択した場合に表示される、リソース詳細表示領域(ページ下部)の項目について説明します。
サーバ名
サーバ名を85文字以内(<,>,&,",'は指定不可)で指定します。
VMプール
サーバの配備先のVMプールのリソースを選択します。配備時に変更することもできます。
ストレージプール
サーバの配備先のストレージプールのリソースを選択します。配備時に変更することもできます。
タイプ
デフォルトで選択するL-Serverテンプレートを選択します。
注意
既存ディスクが付加されている場合、VM種別がRHEL-KVMのL-ServerテンプレートからRHEL-KVM以外のL-Serverテンプレートに変更できません。
新規ディスクが付加されている場合、VM種別がRHEL-KVM以外のL-ServerテンプレートからRHEL-KVMのL-Serverテンプレートに変更できません。
新規ディスクまたは既存ディスクが付加されている場合、VM種別がSolarisコンテナのL-Serverテンプレートに変更できません。
起動優先度
L-Platform内またはテナント内で一括して電源操作する場合の優先順位を1~256で設定します。
値が小さいほど優先順位が高くなります。
項目説明(ディスク)
構成表示領域(ページ上部)でイメージを選択した場合に表示される、リソース詳細表示領域(ページ下部)の項目について説明します。
ストレージプール
データディスクの配備先のストレージプールのリソースを選択します。
なお、次の場合には、変更できません。
既存ディスクの場合、変更できません。
クローニングイメージに付加されているデータディスクの場合には、データディスクのストレージプールは、システムディスクのストレージプールと同一になるため、変更できません。
ディスク容量
ディスクのサイズをGB単位で指定します。
なお、次の場合には、変更できません。
既存ディスクの場合、変更できません。
クローニングイメージに付加されているデータディスクの場合には、変更できません。
操作手順
[構成変更]ページでの操作手順は、以下のとおりです。
追加オプションで追加するリソースのタブ(セグメント、イメージ、ディスク)を選択します。
追加するリソースを構成表示領域にドラッグ&ドロップして、テンプレート情報に追加します。
追加するリソースとドラッグ&ドロップできる情報との関係は以下のとおりです。
追加するリソース | ドラッグ&ドロップする情報 |
---|---|
セグメント | テンプレート |
イメージ | セグメント |
ディスク | イメージ |
注意
追加するリソースがイメージの場合、物理L-Serverから作成したイメージをドロップできるのは、制御セグメントだけです。
追加するリソースがディスクの場合、既存ディスクをドロップできるのは以下のどちらかの場合です。
物理L-Serverから作成したイメージの場合
L-ServerテンプレートのVM種別がRHEL-KVMのイメージの場合
追加するリソースがディスクの場合、L-ServerテンプレートのVM種別がRHEL-KVMのイメージに、新規ディスクをドロップできません。
追加するリソースがディスクの場合、L-ServerテンプレートのVM種別がSolarisコンテナのイメージに、新規ディスクおよび既存ディスクをドロップできません。
データディスク付きのクローニングイメージには、ディスクを追加または削除できません。
追加したリソースを選択して、リソースを編集します。
[次へ]ボタンをクリックします。
[構成確認]ページが表示されます。
参考
[追加オプション]からイメージをセグメントにドラッグ&ドロップすると、そのセグメントにすべてのNICが設定されます。1つめのNICが管理通信NICになります。
イメージが選択されている間は、イメージにNIC番号を表示します。
ポイント
入力項目にエラーがある場合は、エラーメッセージが表示されます。エラーメッセージが表示された場合は、エラーメッセージを参考に正しい設定に修正してください。
[構成確認]ページでは、設定したテンプレート情報の構成を確認し、L-Platformテンプレートを新規作成、参照作成、または編集します。
操作手順
[構成確認]ページでの操作手順は、以下のとおりです。
表示されている内容に誤りがないか確認します。
誤りがあった場合は、[戻る]ボタンで戻り、正しい情報を設定します。
[作成]ボタンをクリックします。
テンプレート情報が作成された旨のメッセージが表示され、L-Platformテンプレートが登録されます。
そして、[テンプレート]タブの一覧画面が表示されます。
注意
[テンプレート]タブの一覧画面が表示されたとき、テナントおよびキーワードの絞り込み、並び順、ページおよび選択状態はすべてリセットされます。