ここでは、セットアップウィザードを用いた初期設定について説明します。
設定の手順は、以下のとおりです。
RORコンソールから[ホーム]タブを選択し、表示された機能一覧のツールから、[セットアップウィザード]を選択します。
表示された画面に従って、設定を行います。
設定は全部で8ステップあります。
各ステップの設定が完了したら、[次へ]ボタンで次の画面に移ってください。設定が完了したら[完了]ボタンを選択してください。各画面は[戻る]ボタンで1つ前の画面に戻ることができます。なお、各画面には、現在設定されている内容が表示されます。そのため、設定を変更しない場合は、[次へ]を選択してください。
各ステップでは、以下の設定を行います。各ステップの設定項目に関しては、下記の表を参照して下さい。
L-Platform利用申請/構成変更/解約時に、承認や審査を実施するかを設定します。
SMTPサーバ名、ポート番号、および送信元メールアドレスを設定します。
テナント管理に関する設定をします。
L-Platformに関する設定を行います。
L-Platformに関する設定を行います。
L-Platformに対する概算料金表示、および利用料金に関する設定をします。
仮想L-Serverの作成時にOSに設定されるパラメーターを設定します。
設定内容を確認できます。
注意
運用開始後に申請プロセスを実施しない設定に変更する場合は、申請中のプロセスが存在しないことを確認してから変更してください。申請中のプロセスが存在する場合は、申請取消、可決または否決、受理または却下を行い、すべてのプロセスを完了してください。
[L-Platform 1/2]と[L-Platform 2/2]の中の以下の設定については、必ず運用開始前に設定してください。運用開始後に属性の切り替えはできません。
オーバーコミット機能
物理L-Serverのシステムディスク
ホスト名の設定方式
L-Serverのリソース名の設定方式
フォルダーのリソース名の設定方式
OSプロパティ以外の設定を有効にするには、マネージャーを再起動します。
各ステップで設定する項目は、以下のとおりです。
ステップ | 設定項目 | 説明 | |
---|---|---|---|
Step1 申請プロセス | L-Platform利用申請時 | L-Platformに関する申請プロセスが設定できます。 | |
L-Platform構成変更時 | |||
L-Platform解約時 | |||
Step 2 メール | SMTPサーバ名 | SMTPサーバのホスト名とポート番号、および送信元メールアドレスが設定できます。また、すべての項目を定義した場合、メール送信機能は有効として、SMTPサーバへの認証はなしとして、あわせて定義されます。 | |
ポート番号 | |||
送信元メールアドレス | |||
Step 3 テナント | テナント管理者によるユーザー管理 | テナント管理者によるユーザー管理の実施と、ユーザー登録時におけるディレクトリサービスへの情報反映が設定できます。 | |
テナント管理者によるユーザー作成方法 | |||
ディレクトリサービスへの情報反映 | |||
Step4 L-Platform1/2 | オーバーコミット機能 | L-Platform管理のオーバーコミット機能が設定できます。 | |
配分比の設定方式 | VMwareの配分比設定に対応した、CPUおよびメモリの配分比の簡易選択方法が設定できます。 | ||
テンプレートからの構成変更 | L-Platform利用申請時に、L-Platformテンプレートに指定されている値が変更できます。 | ||
サーバスペックの設定方式 | L-Platform利用申請時またはL-Platform構成変更時に、サーバのスペック変更方法が設定できます。 | ||
セグメントの表示内容 | L-Platform利用申請を行う際の、セグメントに割り当てるサブネットが設定できます。 | ||
物理L-Serverのシステムディスク | L-Platform画面から物理L-Serverを配備する際、物理L-Serverのシステムディスクに利用するディスクが設定できます。 | ||
Step5 L-Platform2/2 | ホスト名の設定方式 | 仮想サーバのホスト名が設定できます。 | |
L-Serverのリソース名の設定方式 | L-Platform利用申請で作成されるL-Platformのフォルダーのリソース名とL-Serverのリソース名が設定できます。 | ||
フォルダーのリソース名の設定方式 | |||
Step6 料金 | L-Platformタブの概算料金表示 | L-Platformテンプレートの課金情報に基づいて、L-Platform管理画面などにL-Platformテンプレートの概算料金を表示するかどうか設定できます。 | |
利用料金タブの表示 | 利用料金計算機能が設定できます。 | ||
締め日のデフォルト | |||
利用料金情報の送付先メールアドレスのデフォルト | |||
Step7 OSプロパティ | Windows | ドメイン名 | 仮想L-Server作成の際、[OS]タブの情報などの初期値が設定できます。 |
フルネーム | |||
組織名 | |||
製品キー | |||
ライセンスモード | |||
管理者パスワード | |||
パスワードの確認入力 | |||
Linux | ドメイン名 | ||
DNS検索パス | |||
ハードウェア時計設定 | |||
Windows/Linux共通 | プライマリDNSサーバ | ||
セカンダリDNSサーバ |
ポイント
セットアップウィザードでは、以下で説明している項目について設定を行います。
「運用ガイド CE」の「第8章 設定変更 」
「導入ガイド CE」の「第19章 環境のカスタマイズ」
「導入ガイド CE」の「C.1.8 OSプロパティ定義ファイル」
セットアップウィザード実行後、下記のマニュアルを参照し、セットアップウィザードで設定されていない項目のうち、変更が必要な項目については設定を行ってください。
8.1 定義ファイル(物理L-Server/仮想L-Server共通)
8.2 定義ファイル(物理L-Server)
8.3 定義ファイル(仮想L-Server共通)
8.4 定義ファイル(ネットワーク)
19.2.1 申請プロセスの審査者の登録
19.3 ダッシュボードのカスタマイズ
19.10 マネージャーの再起動に関する設定
19.11 マネージャーの処理の多重度の変更
19.12 許諾の編集
19.13 利用者登録時の規約の編集
8.5.6 L-Platform APIの環境設定の変更
8.5.7 許諾の編集
8.5.8 RHEL5-Xenを利用する場合の設定
8.5.9 送信メール内の初期パスワード設定
8.5.10 L-Platformテンプレートの最大接続数の設定
8.5.11 L-Platform操作のアクセス権限のカスタマイズ
8.6 テナント管理・アカウント管理に関する設定
8.7 課金の設定
8.8 稼動状況のサーバ一覧の設定
8.9 CMDBエージェントのイベントログ出力の設定