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ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.1.0 運用ガイド
ServerView

9.2.2 ハードウェア情報の再設定

ここでは、ハードウェア情報の再設定方法について説明します。

ハードウェアの交換後は、最新のハードウェア情報を本製品に再設定する必要があります。
PRIMERGY BXシリーズの場合、ハードウェア情報の再設定は自動実行されるため、交換後の操作は必要ありません。

注意

  • サーバ本体、管理LAN用NIC、業務LAN用NIC、HBAを交換した場合、本操作を必ず行ってください。
    該当するサーバへの操作が正しく動作しない可能性があります。

  • ハードウェア交換直後は、サーバの状態が"unknown"になります。ハードウェア情報の再設定を行うことで、適切な状態に変更されます。


前提条件

本操作を行うためには、以下の前提条件を満たしている必要があります。

交換対象サーバをシャーシ内の別スロットに移す場合、移動前のサーバを削除したあと、再登録してください。


事前設定

PRIMERGY BXシリーズの場合、ハードウェア情報の再設定は自動実行されるため、交換後の操作は必要ありません。

PRIMERGY BXシリーズにおいて、ハードウェア情報の再設定を自動実行したくない場合、以下のファイルを削除後、マネージャーを再起動してください。

定義ファイルの格納場所

【Windowsマネージャー】
インストールフォルダー\SVROR\Manager\etc\customize_data

【Linuxマネージャー】
/etc/opt/FJSVrcvmr/customize_data

定義ファイルの名前

auto_replace.rcxprop


交換後のハードウェア情報の再設定方法

定義ファイルが作成済みの場合、ハードウェア情報を再設定する必要はありません。

定義ファイルを作成していない場合、以下の手順で、交換後のハードウェア情報を再設定します。

  1. ハードウェア交換後、サーバを挿入し、イベントログに以下が表示されるか確認します。

    Server blade added

    確認後、サーバの電源がONの場合、電源をOFFにします。

  2. 30秒程度経過後、RORコンソールのサーバリソースツリーで、対象のサーバを右クリックし、表示されたメニューで[ハードウェア保守]-[再設定]を選択します。

    [ハードウェア情報の再設定]ダイアログが表示されます。

  3. <OK>ボタンをクリックします。

    選択した管理対象サーバのハードウェア情報が、交換後の新しいハードウェア情報に更新されます。メンテナンスLEDがONの場合、自動的にOFFになります。

    注意

    エージェント登録し、かつ、システムイメージのバックアップ、およびクローニングイメージの採取を使用する場合、以下のどちらかを行ってください。