ここでは、物理サーバ、VMホストおよびVMゲストの電源操作をリモートで行う方法について説明します。
以下の手順で、電源操作を行います。
RORコンソールのサーバリソースツリーで、サーバ(またはサーバ上の物理OS、VMホスト)またはVMゲストを右クリックし、表示されたメニューで[電源]から以下のどれか1つを選択します。
停止しているリソースの電源をONにして、OSを起動します。
起動しているリソースのOSをシャットダウンしたあと、電源をOFFにします。
起動しているリソースのOSのシャットダウンを行わずに、強制的に電源をOFFにします。
起動しているリソースのOSをシャットダウンしたあと、再起動します。
起動しているリソースのOSのシャットダウンを行わずに、強制的に再起動します。
確認ダイアログが表示されます。
<OK>ボタンをクリックします。
指定した電源操作が行われます。
指定した操作の処理状況が進捗状況エリアに表示されます。進捗状況が"完了"になり、サーバリソースツリーまたはリソース一覧で、リソースの状態が指定した状態に変更されているか確認してください。
参考
物理サーバ、VMホストのリブートおよび強制リブートは、再起動ではなく、一度電源をOFFにしたあと、再度起動します。
注意
VMゲストをシャットダウンするためには、設定が必要な場合があります。
設定されていないVMゲストに対してOFFやリブートを選択すると、シャットダウンされず、実行した処理がエラーになります。
詳細は、「設計ガイド VE」の「D.2 利用する製品別の設定」を参照してください。
VMゲストの電源操作を行った結果、VMゲストがほかのVMホストに移動して実行した処理がエラーになることがあります。
詳細は、「設計ガイド VE」の「D.3 利用する製品別の機能」を参照してください。
VMホストの起動や停止の際にVMゲストも自動的に起動、停止させたい場合、サーバ仮想化ソフトウェアの管理画面から、仮想マシンの起動とシャットダウンの設定を行います。
詳細は、サーバ仮想化ソフトウェアのマニュアルを参照してください。
電源操作を行う管理対象サーバがPRIMEQUESTの場合、以下に注意してください。
ハードウェア保守モードがONの状態のサーバに対してリブート操作を行った場合、操作は失敗し、電源OFFだけ実行されます。
【Windows】
電源操作を行う管理対象サーバがWindowsの際に、電源OFFまたはリブートの操作を行う場合、以下に注意してください。
コンピュータの電源ボタンを押したときのアクションが、シャットダウン以外に設定されている場合、電源操作が正常に動作しないことがあります。
Windowsのコントロール パネルで"電源オプション"を開き、[電源オプションのプロパティ]画面で[詳細設定]タブの設定を確認してください。
ログイン中のユーザーがファイルを編集している場合、ファイルを保存するメッセージダイアログが表示され、すぐにシャットダウンされないことがあります。
このような場合、ユーザーが適切な操作を行うか、一定時間(5分程度)が経過するまでシャットダウンが実行されません。
【VMホスト】
電源操作を行う管理対象サーバがVMホストの際に、電源OFFまたはリブートの操作を行う場合、以下に注意してください。
サーバ仮想化ソフトウェアの高可用性機能を使用している場合、VM管理ソフトウェアのクライアントからVMメンテナンスモードになっているか確認してください。
VM管理ソフトウェアのクライアントまたはリソース操作コマンドで、VMメンテナンスモードに設定したあと、電源操作を行ってください。
詳細は、サーバ仮想化ソフトウェアのマニュアル、または「リファレンスガイド (コマンド編) VE」の「3.2 rcxadm server」を参照してください。
サーバ仮想化ソフトウェアの製品によって設定できる条件が異なります。サーバ仮想化ソフトウェアの製品ごとの注意事項については、「設計ガイド VE」の「D.3 利用する製品別の機能」を参照してください。