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ServerView Resource Orchestrator Express/Virtual Edition V3.1.0 操作ガイド
ServerView

11.2 管理対象サーバの削除

ここでは、管理対象サーバの削除について説明します。

以下の手順で、管理対象サーバを削除します。

  1. RORコンソールのサーバリソースツリーで、対象のサーバ(またはサーバ上の物理OS、VMホスト)を右クリックし、表示されたメニューで[削除]を選択します。

    [リソースの削除]ダイアログが表示されます。

    削除するサーバ上でVMホストが動作している場合、その上で動作しているVMゲストも同時にサーバリソースツリーから削除されます。[リソースの削除]ダイアログに、削除されるVMゲストが表示されるので、削除しても問題がないか確認してください。

  2. <OK>ボタンをクリックします。

    • 対象のサーバ上に物理OSまたはVMホストが存在し、さらにHBA address renameが設定されている場合

      削除時にサーバの電源がOFFになり、対象のサーバが未登録になります。ただし、ストレージ装置のホストアフィニティとファイバーチャネルスイッチのゾーニング設定は削除されません。

    • 対象のサーバにWWN情報が設定されている場合

      SPARCサーバ削除時にストレージ装置のホストアフィニティとファイバーチャネルスイッチのゾーニング設定は削除されます。

    • 削除したサーバがPRIMERGY BXシリーズ、PRIMEQUESTまたはSPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000の場合

      対象のサーバが未登録になり、サーバリソースツリーに残ります。

参考

  • 管理対象サーバにHBA address renameが設定されていた場合、HBAのWWNが工場出荷時の値にリセットされます。
    このとき、管理対象サーバの電源は一度強制OFFされたあと、一時的にONになります。
    管理対象サーバ上でOSが起動している場合は、サーバ削除前にあらかじめシャットダウンしておくことをお勧めします。

  • VMゲストについてはサーバ仮想化ソフトウェアの管理画面で操作することで、管理サーバ上から自動的に削除されます。

  • サーバ削除後も同じストレージ装置のボリュームを使用して対象サーバを動作させる場合、ETERNUS SF Storage Cruiserなどのストレージ管理ソフトウェアを利用して、工場出荷時のWWNでストレージ装置のホストアフィニティとファイバーチャネルスイッチのゾーニングを再設定してください。

  • 対象のサーバからバックアップしたシステムイメージも自動的に削除されます。

  • サーバ削除後、メンテナンスLEDは自動的にOFFになります。

  • 削除するサーバに対してHBA address renameとサーバ仮想化ソフトウェアの高可用性機能が設定されている場合、サーバの電源がOFFになったことによって、高可用性機能の切替え処理が動作します。削除時に業務を停止しない場合、事前にVMゲストをほかのサーバ上に移動させておくことをお勧めします。サーバ仮想化ソフトウェアごとの高可用性機能については、「設計ガイド VE」の「D.2 利用する製品別の設定」を参照してください。