ここでは、RORコンソールの起動と終了について説明します。
事前準備
RORコンソールを起動する前に準備と確認が必要な事項は、以下のとおりです。
Internet Explorer 8または9でRORコンソールを利用する場合、Internet Explorerの互換表示をONにする必要があります。また、Internet Explorerで[表示(V)]-[エンコード]を選択し、[自動選択]にチェックが入っているか確認してください。チェックが入ってない場合、[自動選択]を選択してください。
RORコンソールからファイルをダウンロードする場合、Webブラウザの詳細設定にある[暗号化されたページをディスクに保存しない]を無効にする必要があります。
RORコンソールは、Webブラウザの標準フォントを使用し、1024×768の画面サイズを最小サイズとして動作するように作られています。これより高解像度のディスプレイを利用する場合、画面サイズを広げて使うことをお奨めします。Webブラウザのサイズを極端に変更すると表示が崩れる場合があります。
RORコンソールは、JavaScript、アクティブスクリプト、CookieおよびIFRAMEを利用しています。事前にWebブラウザでJavaScript、アクティブスクリプト、CookieおよびIFRAMEが利用できるように設定する必要があります。また、SSL 3.0およびTLS 1.0を使用するように設定してください。
Webブラウザのポップアップブロックの設定で、以下のどちらかの設定をしてください。
ポップアップブロックを無効化する。
ポップアップブロックの設定で、[許可されたサイト]にRORコンソールのURLを追加する。
RORコンソールのURLは、システム運用管理者に確認してください。
RORコンソールでは、サロゲートペアの文字は使用できません。
Webブラウザを起動したあと、最初に接続を行う際に、セキュリティ証明書に関する警告画面が表示されます。
Internet Explorer 8または9の場合、画面に"この Web サイトのセキュリティ証明書には問題があります。"と表示されます。これは、本製品で通信の暗号化に利用しているHTTPS(SSL)のセキュリティ証明書が、自己署名証明書であることへの警告です。
本製品では、マネージャーをインストールする際に、管理サーバごとに異なる自己署名証明書を自動的に作成しています。
ファイアーウォールで保護されたイントラネットなど、なりすましの危険性がない、通信相手が信頼できるネットワークでは、自己署名証明書を利用しても問題ありません。そのまま次に進み、ログイン画面を表示してください。
Internet Explorer 8または9の場合、"このサイトの閲覧を続行する (推奨されません)。"を選択すると、ログイン画面が表示されます。
Internet Explorer 8または9で接続した場合、ログイン画面、RORコンソール、ブレードビューアでアドレスバーの背景が赤くなり、アドレスバーの右側に"証明書のエラー"と表示されます。
また、ステータスバーにフィッシング詐欺検出機能の警告アイコンが表示されます。これらの表示は、上記と同じ自己署名証明書に対する警告です。そのまま利用しても問題はありません。
セキュリティ証明書に関する警告画面や、証明書のエラーの表示を表示したくない場合、管理サーバのIPアドレスまたはホスト名に対応する証明書を作成し、Webブラウザにインストールしてください。
また、OSの設定によってWebブラウザのURLに指定したIPアドレスまたはホスト名(FQDN)とは異なるURLでログイン画面が表示される場合がありますが、そのまま利用しても問題はありません。
詳細は、「設計ガイド VE」の「付録B HTTPS通信」を参照してください。
起動
RORコンソールへの接続方法について説明します。
事前にWebブラウザの"信頼済みサイト"にRORコンソールのURLを追加してください。
管理クライアントでWebブラウザを起動し、RORコンソールのURLを指定して接続します。
ポート番号を変更している場合、変更した番号を指定してください。
シングルサインオンの設定がされている場合、シングルサインオン用のログイン画面が表示されます。ただし、シングルサインオン認証がすでに行われている場合、ログイン画面を表示せずに、RORコンソールを起動できます。
シングルサインオンの設定がされていない場合、本製品のログイン画面が表示されます。
シングルサインオンについては、「設計ガイド VE」の「第10章 シングルサインオンの導入と決定」を参照してください。
URL: https://管理サーバのIPアドレス:23461/ |
Windowsにマネージャーをインストールした環境の場合、[スタート]-[すべてのプログラム(P)]-[Resource Orchestrator]-[RORコンソール]を選択しても、RORコンソールを起動できます。
注意
ログイン画面が表示されない場合、以下を確認してください。
URLに誤りがないか。
Webブラウザのプロキシの設定に誤りがないか。
管理サーバのファイアーウォールの設定に誤りがないか。
複数のWebブラウザですでにログインしている場合、ログイン画面を表示せずに自動的にログインが行われることがあります。
ログイン
起動後、表示されたログイン画面で以下の項目を入力し、<ログイン>ボタンをクリックします。
ログインに成功すると、RORコンソールまたはブレードビューアが表示されます。
ユーザーID
パスワード
ただし、Webブラウザの画面で、メニューから[ファイル(F)]-[新規ウィンドウ(N)]を選択するなどして複数のWebブラウザを起動した際、異なるユーザーでログインできない場合があります。
異なるユーザーでログインする場合、スタートメニューから新規に別のWebブラウザを起動してください。
参考
導入時には、以下のユーザーアカウント名とパスワードを入力してください。
シングルサインオンの設定をしている場合
ServerView Operations Managerで使用しているユーザーアカウント名とパスワード
シングルサインオンの設定をしていない場合
「導入ガイド VE」の「2.1 マネージャーのインストール」で設定したユーザーアカウント名とパスワード
初回起動時は、RORコンソールが表示されます。
シングルサインオンの設定を行っている場合、常にRORコンソールが表示されます。
複数のWebブラウザを起動した場合、異なるユーザーでログインできないことがあります。
異なるユーザーでログインする場合、スタートメニューから新規に別のWebブラウザを起動してください。
ログアウト
ログアウトするには、グローバルヘッダーの"ログアウト"をクリックし、表示された確認ダイアログで、<OK>ボタンをクリックします。
注意
ログアウトをせずにWebブラウザを閉じるなどした場合、次回ログイン時に正しくユーザー認証が行われず、直接ログイン状態になる場合があります。
終了する場合、正しくログアウトしてください。
複数のWebブラウザで動作しているRORコンソールまたはブレードビューアが存在する場合、それらのログインセッションも切断されることがあります。