リストアする時は、以下の点に注意してください。
リストアは、Systemwalker Operation Managerが正常に動作している環境で行ってください。
旧バージョンレベルのバックアップコマンド/バックアップツールで採取したバックアップデータを、本バージョンレベルのリストアコマンド/リストアツールを使ってリストアすることはできません。
異なるOS種別のバックアップデータをリストアすることはできません。
異なるインストールドライブ/インストールディレクトリのバックアップデータはリストアできません。
リストア時には、Systemwalker Operation Managerのサービス/デーモンが自動的に停止されます。リストア完了後のSystemwalker Operation Managerサービス/デーモンの自動起動は、リストア方法によって下記のように異なります。
運用環境保守ウィザードでリストアした場合は、リストア完了後にサービス/デーモンが自動起動されます。
mprsoコマンドでリストアした場合は、リストア完了後にサービス/デーモンは自動起動されません。
Windows版で、リストアをターミナルサーバ上で行う場合には、リストア作業前に、システムのモードを“インストールモード”に変更する必要があります。モードの変更方法については、“運用環境をバックアップ・リストアする”の章の“バックアップ時の注意事項”を参照してください。
リストア後にジョブ実行制御の設定を反映させるには、初期化モードで起動する必要があります。初期化モードで起動する方法については、“Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
UNIX版で拡張ユーザ管理機能を利用している場合、バックアップ時の拡張ユーザ管理機能の有効/無効によって、以下のようにリストアされます。
バックアップ時に拡張ユーザ管理機能が有効の場合、リストア時には、拡張ユーザ管理機能の有効/無効にかかわらず、拡張ユーザ管理機能が有効に設定され、Operation Managerユーザ情報、Operation Managerユーザのプロジェクトへのアクセス権情報がリストアされます。
バックアップ時に拡張ユーザ管理機能が無効であった場合、リストア時の拡張ユーザ管理機能の有効/無効にかかわらず、拡張ユーザ管理機能が無効に設定され、OSユーザのプロジェクトへのアクセス権情報がリストアされます。
下記条件を、バックアップ元とリストア先で揃えてください。
OSに登録されているユーザ名、パスワード、ユーザグループ名
接続先Systemwalker認証リポジトリ(Systemwalker認証リポジトリを利用している場合)
バックアップ元のサーバでプロジェクトの所有者となっているユーザーID、プロジェクトにアクセス権が設定されているユーザーIDが、リストア先のサーバに登録されている必要があります。プロジェクトにアクセス権が設定されているユーザーIDの確認方法については、“Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル”の“mplstacluserコマンド”を参照してください。
Systemwalker Centric Managerと連携し、Systemwalker Centric Managerをクラスタ運用している場合は、クラスタシステムの以下の画面にてSystemwalker Centric Manager用のグループをオフラインにしてからリストアしてください。
Microsoft(R) Cluster Service(MSCS)の場合
[クラスタアドミニストレータ]
Microsoft(R) Fail Over Clusteringの場合
[フェールオーバ クラスタ管理]