業務連携機能を使ってクライアントの電源投入を行う場合、ホスト情報定義ファイルを定義して運用することができます。ホスト情報定義ファイルは、電源投入するクライアントに関する情報を記述するファイルで、複数のホスト情報を記述しておくことができます。
ホスト情報定義ファイルは、ファイル名“hostinfo.ini”で作成し、以下のディレクトリに格納します。
【Windows版】
Systemwalkerインストールディレクトリ\MpWalker.JM\mpnjsosv\manage |
【UNIX版】
Solaris版 | /opt/FJSVsnjss/manage |
HP-UX版 | /opt/FHPsnjss/manage |
AIX版 | /opt/FAIXsnjss/manage |
Linux版 | /opt/FJSVsnjss/manage |
ホスト情報定義ファイルは、viやメモ帳などのエディタを使用して直接編集してください。以下に記述形式について説明します。
記述形式
IPv4通信の場合
[HostName] |
IPv6通信の場合
[HostName] |
※IPv6形式の場合は、SubnetMaskの指定は不要です。
パラメタ説明
[HostName]
電源を投入するクライアントのホスト名を指定します。
ホスト名は、クライアント電源投入コマンドに指定するHostNameと同一のホスト名を指定します。なお、ここでは[ ]は省略できませんのでご注意ください。
MACAddress=mac_address
電源を投入するクライアントのMACアドレスを指定します。
mac_addressに、MACアドレスを00-00-0E-9D-2C-38のように16進数の文字列で指定してください。本パラメタは省略することはできません。
IPAddress=ip_address
電源を投入するクライアントのIPアドレスを指定します。ip_addressに、IPアドレスをIPv4またはIPv6形式で指定してください。
本パラメタは省略可能です。
IPアドレスは、まずHostNameから検索します。HostNameからIPアドレスが解決できない場合、ここに指定したIPアドレスを使用します。
SubnetMask=subnet_mask
電源を投入するクライアントのサブネットマスクを指定します。
subnet_maskには、IPv4通信環境の場合のみ、サブネットマスクを255.255.255.0のように、10進数の文字列で指定してください。本パラメタは省略することはできません。
IPv6通信環境の場合は、省略してください。
定義例
IPv4形式の場合の例:
[foo] |
IPv6形式の場合の例:
[foo] |
使用上の注意
ホスト情報定義ファイルは、ジョブスケジューラのスケジュール情報の一部として、ポリシー情報の配付の対象となります。
Windows版のV4.0L20より前のSystemWalker/OperationMGRおよびUNIX版のV5.0より前のSystemWalker/OperationMGRがインストールされているサーバに配付した場合、配付先サーバの作業ディレクトリにホスト情報定義ファイルが残ってしまうので、注意してください。