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Systemwalker Operation Manager  導入手引書
Systemwalker

Enterprise EditionGlobal Enterprise Edition2.6.4 サブシステム環境の削除【UNIX版】

概要

UNIX版の複数サブシステム環境の削除を行います。

定義方法

マスタスケジュール管理機能が有効な場合の事前作業

マスタスケジュール管理機能が有効で、削除対象となるサブシステムが日ごとスケジュール管理または、日ごとスケジュール管理(テストモード)で運用されている場合は、環境に応じて以下の作業を実施します。

管理サーバとして構築されている場合

管理サーバに接続した[マスタスケジュール管理環境設定]ダイアログボックスで、削除対象となるサブシステムに登録されているスケジュールサーバをすべて解除します。

スケジュールサーバの解除については、“Systemwalker Operation Manager マスタスケジュール管理機能説明書”の“通常スケジュールへの変更”を参照してください。

スケジュールサーバとして構築されている場合

管理サーバに接続した[マスタスケジュール管理環境設定]ダイアログボックスで、削除対象となるサブシステムに登録されているスケジュールサーバのうち、該当するスケジュールサーバを解除します。スケジュールサーバの解除時、ジョブスケジューラデーモンの再起動を行うダイアログが表示されますが、再起動の必要はありません。

スケジュールサーバの解除については、“Systemwalker Operation Manager マスタスケジュール管理機能説明書”の“通常スケジュールへの変更”を参照してください。

削除手順

以下の手順でサブシステム環境を削除します。

  1. Systemwalker Operation Managerのデーモンを停止します。

    クラスタシステム以外の場合は、poperationmgrコマンドで停止します。

    クラスタシステムの場合は、poperationmgrコマンドおよび、クラスタシステムに登録されたクラスタアプリケーション/リソースグループ/クラスタサービスをオフラインにすることにより停止します。詳細は、“Systemwalker Operation Manager クラスタ適用ガイド”の“クラスタシステムにおけるデーモンの起動/停止”を参照してください。

  2. 以下のディレクトリ、およびファイルを削除します。

    クラスタシステムの場合は、デーモンの停止により、共有ディスクが外れてしまうため、共有ディスクをマウントしてから、以下のディレクトリ、およびファイルを削除します。

    1. カレンダ制御情報用のファイル(注)

      Solaris版        :/var/opt/FJSVjmcal/post/sysn/*.dat
      HP-UX版          :/opt/FHPjmcal/post/sysn/*.dat
      Linux版          :/var/opt/FJSVjmcal/post/sysn/*.dat
      AIX版            :/opt/FAIXjmcal/post/sysn/*.dat
      n:削除するサブシステム番号1~9
      注)
      カレンダ制御情報用のディレクトリを削除すると、同一サブシステムを再作成した際、ディレクトリが作成されません。
    2. ジョブスケジューラのデータベースディレクトリ

      Solaris版        :/var/opt/FJSVJOBSC/JOBDBn
      HP-UX版          :/opt/FHPJOBSCH/db/JOBDBn
      Linux版          :/var/opt/FJSVJOBSC/JOBDBn
      AIX版            :/usr/FAIXJOBSC/db/JOBDBn
      n:削除するサブシステム番号1~9
    3. ジョブ実行制御のスプールディレクトリ

      Solaris版        :/var/opt/FJSVMJS/var/spool/mjes/mjesn
      HP-UX版          :/opt/FHPMJS/var/spool/mjes/mjesn
      Linux版          :/var/opt/FJSVMJS/var/spool/mjes/mjesn
      AIX版            :/opt/FAIXMJS/var/spool/mjes/mjesn
      n:削除するサブシステム番号1~9
    4. ジョブ実行制御の運用情報ディレクトリ

      Solaris版        :/etc/opt/FJSVMJS/etc/mjes/mjesn
      HP-UX版          :/opt/FHPMJS/etc/mjes/mjesn
      Linux版          :/etc/opt/FJSVMJS/etc/mjes/mjesn
      AIX版            :/opt/FAIXMJS/etc/mjes/mjesn
      n:削除するサブシステム番号1~9
    5. マスタスケジュール管理のデータベースディレクトリ(マスタスケジュール管理機能が有効な場合のみ)

      Solaris版        :/var/opt/FJSVstem/stemDBn
      HP-UX版          :/var/opt/FJSVstem/stemDBn
      Linux版          :/var/opt/FJSVstem/stemDBn
      AIX版            :/var/opt/FJSVstem/stemDBn
      n:削除するサブシステム番号1~9
  3. サブシステム用のポート番号を削除します。

    2.6.2 サブシステム用のポート番号の設定”で、“/etc/services”に作成したサブシステム用のポート番号を削除します。