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Interstage Service Integrator V9.4.1 ISI Studio ヘルプ
Interstage

10.2.5 FTPの定義

ISIからFTP送信を行うためのサービスエンドポイントを定義する場合、接続方式“FTP”を指定します。

画面例

図10.17 FTPの画面例(プロパティビュー)

指定例

表10.12 プロパティの項目

項目

説明

指定例

接続方式

サービスエンドポイント作成時に指定した“FTP”が表示されます。

メッセージング

“非同期”が表示されます。

キュー名

FTP送信データを格納するキュー名を指定します。

必須
ESIFTPQueue

ISIサーバ名

指定不要です。

  

シーケンス名

指定不要です。

  

ディレクトリ名

送信先のディレクトリ名を指定します。
デフォルトは、“./”(ログイン時のカレント・ディレクトリ)です。
ディレクトリ名には、アスキーコードを指定してください。

/FTPhome/

ファイル名

送信先のファイル名を指定します。ファイル名にはアスキーコードを指定してください。
埋込み文字列として、“$[DATE]”、“$[SEQNAME]”が利用できます。
“$[DATE]”を指定すると、ISIサーバ側の日付が“yyyyMMddHHmmssSSS”の形式で埋め込まれます。
“$[SEQNAME]”を指定すると、ISIサーバ側のシーケンス名に置き換えられます。

必須
senddata.dat

ホスト名

接続先のサーバ名、またはIPアドレスを指定します。

必須
127.0.0.1

ポート番号

接続先のポート番号を指定します。標準は、“21”です。
0~65535の範囲の整数を指定してください。

21

ユーザ名

接続サーバのログインユーザ名を指定します。

必須
user

パスワード

接続サーバのログインパスワードを指定します。

必須
password

完了ファイル送信

送信の完了を通知するどうかを指定します。

  • 送信する
    送信の完了通知を送信します。
    [完了ファイル]、[完了ファイル送信先ディレクトリ]を指定してください。送信が完了すると指定したディレクトリに送信完了ファイルが送信されます。

  • 送信しない
    送信完了ファイルは送信されません。

送信する

完了ファイル送信先ディレクトリ

送信完了ファイルの送信先ディレクトリを指定します。送信先ディレクトリは、ユーザが任意に指定できます。
デフォルトは、“./”(ログイン時のカレント・ディレクトリ)です。
完了ファイル送信先ディレクトリ名には、アスキーコードを指定してください。
例)
ディレクトリ名:/FTPhome/
完了ファイル送信先ディレクトリ:/FTPhome/ack/

/FTPhome/ack/

完了ファイル

送信完了ファイルのファイル名を指定します。この文字列はユーザが任意に変更できます。[完了ファイル送信]に“送信する”を指定した場合、必須です。
完了ファイルには、アスキーコードを指定してください。
“$[FILENAME].ack”の形式で指定すると、“$[FILENAME]”は、[ファイル名]で指定した送信先のファイル名に置き換えられます。
例)
送信ファイル名:ftpsend.dat
完了ファイル名:ftpsend.dat.ack

$[FILENAME].ack

ファイルを集約

ファイルを集約するかどうかを指定します。
集約する場合は、[ファイルを集約]チェックボックスをオン(チェックつき)にしてください。
“集約する”(チェックつき)の場合は、ファイルをすべて集約して送信します。“集約しない”(チェックなし)の場合は、集約せず1ファイルずつ送信します。

集約する(チェックつき)

同名ファイルがあっても上書き

送信先に同一のファイル名が存在した場合、上書きするかどうかを指定します。
上書きする場合は、[同名ファイルがあっても上書き]チェックボックスをオン(チェックつき)にしてください。
[同名ファイルがあっても上書き]チェックボックスをオフ(チェックなし)にした場合、ファイルは上書きされません。この場合、ファイル転送が正常に行われなかったため、esiftpsendコマンドは異常終了します。FTS-SV-34003のエラーメッセージが表示されますので、同時に出力されるメッセージから現象を確認してください。

上書きする(チェックつき)

転送結果の確認

ファイル転送結果を確認するかどうかを指定します。
確認する場合は、[転送結果の確認]チェックボックスをオン(チェックつき)にしてください。
通常は、“確認する”(チェックつき)にしてください。転送結果は、転送先のファイル一覧を取得することで行われます。転送先のFTPサーバがlsコマンドをサポートしていない場合は、ファイル一覧を取得できませんので、“確認しない”(チェックなし)にしてください。

確認する(チェックつき)

メッセージ蓄積DBにメッセージを蓄積する

メッセージング種別が非同期の場合にメッセージを蓄積するかどうかを指定します。

蓄積する場合は、[メッセージ蓄積DBにメッセージを蓄積する]チェックボックスをオン(チェックつき)にしてください。

蓄積する(チェックつき)

注意

  • FTPプロトコルのファイル転送モードには、アスキー転送モードとバイナリ転送モードの2つがあります。ISIでは、バイナリ転送だけをサポートしています。

  • [転送結果の確認]チェックボックスがオフ(チェックなし)の場合は、転送結果の確認は行われません。書込み権限がないなどの理由でファイル転送に失敗している場合でも、esiftpsendコマンドは正常終了します。

  • Interstage CollaborationRing 業務連携機能(内蔵FTP集信監視機能)を利用してEAIと連携する場合は、[転送結果の確認]に“確認しない”(チェックなし)、かつ[同名ファイルがあっても上書き]に“上書きする”(チェックつき)を指定してください。

  • [完了ファイル名]および[完了ファイル送信先ディレクトリ]で指定する完了ファイル名は、送信ファイル本体と同じ名前を指定できません。
    例:以下のような組合せはできません。
    ディレクトリ:/Clienthome/FTPhome/
    ファイル名:send.dat
    完了ファイル送信先ディレクトリ:/Clienthome/FTPhome/
    完了ファイル名:send.dat