ISIからFTP送信を行うためのサービスエンドポイントを定義する場合、接続方式“FTP”を指定します。
画面例
図10.17 FTPの画面例(プロパティビュー)
指定例
項目 | 説明 | 指定例 |
---|---|---|
接続方式 | サービスエンドポイント作成時に指定した“FTP”が表示されます。 | |
メッセージング | “非同期”が表示されます。 | |
キュー名 | FTP送信データを格納するキュー名を指定します。 | 必須 |
ISIサーバ名 | 指定不要です。 |
|
シーケンス名 | 指定不要です。 |
|
ディレクトリ名 | 送信先のディレクトリ名を指定します。 | /FTPhome/ |
ファイル名 | 送信先のファイル名を指定します。ファイル名にはアスキーコードを指定してください。 | 必須 |
ホスト名 | 接続先のサーバ名、またはIPアドレスを指定します。 | 必須 |
ポート番号 | 接続先のポート番号を指定します。標準は、“21”です。 | 21 |
ユーザ名 | 接続サーバのログインユーザ名を指定します。 | 必須 |
パスワード | 接続サーバのログインパスワードを指定します。 | 必須 |
完了ファイル送信 | 送信の完了を通知するどうかを指定します。
| 送信する |
完了ファイル送信先ディレクトリ | 送信完了ファイルの送信先ディレクトリを指定します。送信先ディレクトリは、ユーザが任意に指定できます。 | /FTPhome/ack/ |
完了ファイル | 送信完了ファイルのファイル名を指定します。この文字列はユーザが任意に変更できます。[完了ファイル送信]に“送信する”を指定した場合、必須です。 | $[FILENAME].ack |
ファイルを集約 | ファイルを集約するかどうかを指定します。 | 集約する(チェックつき) |
同名ファイルがあっても上書き | 送信先に同一のファイル名が存在した場合、上書きするかどうかを指定します。 | 上書きする(チェックつき) |
転送結果の確認 | ファイル転送結果を確認するかどうかを指定します。 | 確認する(チェックつき) |
メッセージ蓄積DBにメッセージを蓄積する | メッセージング種別が非同期の場合にメッセージを蓄積するかどうかを指定します。 蓄積する場合は、[メッセージ蓄積DBにメッセージを蓄積する]チェックボックスをオン(チェックつき)にしてください。 | 蓄積する(チェックつき) |
注意
FTPプロトコルのファイル転送モードには、アスキー転送モードとバイナリ転送モードの2つがあります。ISIでは、バイナリ転送だけをサポートしています。
[転送結果の確認]チェックボックスがオフ(チェックなし)の場合は、転送結果の確認は行われません。書込み権限がないなどの理由でファイル転送に失敗している場合でも、esiftpsendコマンドは正常終了します。
Interstage CollaborationRing 業務連携機能(内蔵FTP集信監視機能)を利用してEAIと連携する場合は、[転送結果の確認]に“確認しない”(チェックなし)、かつ[同名ファイルがあっても上書き]に“上書きする”(チェックつき)を指定してください。
[完了ファイル名]および[完了ファイル送信先ディレクトリ]で指定する完了ファイル名は、送信ファイル本体と同じ名前を指定できません。
例:以下のような組合せはできません。
ディレクトリ:/Clienthome/FTPhome/
ファイル名:send.dat
完了ファイル送信先ディレクトリ:/Clienthome/FTPhome/
完了ファイル名:send.dat