例をもとに、.NET機能を利用したアプリケーションの開発手順を説明します。
アプリケーションの開発は、以下の手順で行います。
注意
.NETメッセージ送受信APIでは、エンドポイントのISIサーバ名情報が無視され、すべてデフォルトのISIサーバが指定されたものとみなされます。
.NETメッセージ送受信APIからルーティングを用いたエンドポイントは使用できません。
図D.11 開発の手順
サービスエンドポイント名:endpointNet
サービスエンドポイント定義を作成します。
メッセージ送受信APIを利用するためのサービスエンドポイント定義にサービスエンドポイント名“endpointNet”を定義します。
作成方法については、“ISI Studio ヘルプ”を参照してください。
手順1で作成したサービスエンドポイント名をパラメタに設定し、通信制御クラス(IESIService)を生成します。
共通メッセージ(ESIMessage)を作成します。
共通メッセージの作成方法については、“D.5.4 共通メッセージの作成・操作(.NET)”を参照してください。
ISIを呼び出し、共通メッセージを送受信します。
using System; using Com.Fujitsu.Esi.Client; using Com.Fujitsu.Esi.Message; namespace sample { class ESISend { static void Main(string[] args) { try { //(2)通信制御クラス(IESIService)を生成 IESIService service = ESIServiceFactory.GetService("endpointNet"); //(3)ESIMessageを作成 ESIMessage message = new ESIMessage(); //(4)ISIを呼び出す ESIMessage returnMessage = service.Send(message); } catch (ESIAPIException e) { Console.WriteLine(e.StackTrace); } } } } |
メッセージ送受信APIの同期APIとして提供しているメソッドは、以下のとおりです。
同期送信呼出し:Send(ESIMessage)