ISI運用管理コンソールは、以下の手順で起動します。
ワークユニット「ESIAdminServer」の起動
注意
ワークユニット「ESIAdminServer」の起動は、必ず以下のユーザで起動してください。
ユーザ名:root
Interstage Application Serverの管理コンソール(Interstage管理コンソール)の左フレームで、[ワークユニット]を選択します。
右フレームで、ワークユニット名の一覧から以下のワークユニットを起動します。
ESIAdminServer
以下のコマンドを使用してワークユニットを起動することもできます。
isstartwu ESIAdminServer
ISI運用管理コンソールの起動
ISI運用管理コンソール操作端末でWebブラウザを起動し、ISI運用管理コンソールのURLを指定して接続します。
Webブラウザのアドレスに以下を指定します。
http://ホスト名:ポート番号/esiadmin/
ホスト名:ISIをインストールしたサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。
ポート番号:ポート番号を指定します。デフォルトは、「80」です。
ポイント
[スタート]メニューの[すべてのプログラム]- [Interstage Service Integrator]-[ISI運用管理コンソール]をクリックしても起動できます。
SSL環境でISI運用管理コンソールを運用している場合は、以下のURLでログインページへアクセスします。
ホストがlocalhost、SSL用のポート番号が「443」の場合
https://localhost:443/esiadmin
ポイント
SSL環境でISI運用管理コンソールを運用している場合は、[スタート]メニューの[すべてのプログラム]- [Interstage Service Integrator]-[ISI運用管理コンソール]のプロパティを開き、URLをSSL環境用に編集してください。
ISI運用管理コンソールのログイン画面が表示されます。
図1.7 ログイン画面
ログイン
ISI運用管理コンソールのログインユーザは、Interstage管理コンソールのログインユーザに統合されています。
Interstage管理コンソールの利用者は、以下の権限を持つユーザに分類されます。この分類のことをロールと呼びます。
Administrators
管理者権限
Configurators
定義変更権限、運用操作権限、参照権限
Operators
運用操作権限、参照権限
Monitors
参照権限
ISI運用管理コンソールでは、Administrators、またはConfiguratorsのロールに属するユーザだけが利用できます。ログインユーザの権限によって操作できる範囲に違いはありません。(Administrators、Configuratorsのどちらに属していても、操作できる範囲は同じです。)
利用者は、ログインユーザを管理するリポジトリ(以降、ユーザリポジトリと呼びます)として以下のどちらかを選択できます。選択したユーザリポジトリに対してログイン認証を行います。
OSに登録されているユーザリポジトリを使用する
ディレクトリサービスに登録されているユーザリポジトリを使用する
デフォルトではOSに登録されているユーザ認証を使用します。
ロールの詳細、およびユーザリポジトリの変更方法は、“Interstage Application Server運用ガイド(基本編)”の“Interstage管理コンソールによるInterstage運用”を参照してください。
ISI運用管理コンソールでは、以下の表のように権限を持つユーザに分類されます。この分類のことをロールと呼びます。設定できるロールは、認証方式により異なります。また、ログインユーザの権限によって操作可能な機能範囲も異なります。
利用者は、ログインユーザを管理するリポジトリ(以降、ユーザリポジトリと呼びます)として以下のどちらかを選択できます。選択したユーザリポジトリに対してログイン認証を行います。
OSに登録されているユーザリポジトリを使用する
ディレクトリサービスに登録されているユーザリポジトリを使用する
デフォルトではOSに登録されているユーザ認証を使用します。
ロールの詳細、およびユーザリポジトリの変更方法は、“Interstage Application Server運用ガイド(基本編)”の“Interstage管理コンソールによるInterstage運用”を参照してください。
ログインユーザ | ロール | 与えられる権利 | 分類方法 | |
---|---|---|---|---|
OS認証 | ディレクトリサービス認証 | |||
システム管理者 | Administrators | [管理者権限] すべての運用操作を行うことができます。 | root | Interstageの運用操作のロール情報を管理するディレクトリAdministratorsに登録したユーザ |
Interstage運用者 | Configurators | [運用操作権限] ISIのサービスを起動、または停止できます。また、リカバリメッセージ/メッセージ蓄積などの運用操作ができます。 [参照権限] 環境設定ファイルの現在の状態を参照できます。また、実行モニタ/ログの参照ができます。 | Interstage運用グループに属するユーザ | Interstageの運用操作のロール情報を管理するディレクトリConfiguratorsに登録したユーザ |
Interstage運用者の詳細については、“1.5 利用者制限”を参照してください。
Interstageの運用操作のロール情報を管理するディレクトリConfiguratorsに登録したユーザで、ISI運用管理コンソールにログインし、ISIのサービスを起動、または停止する場合、ディレクトリサービスのユーザとOSのユーザを対応づけてください。詳細については、“Interstage Application Server運用ガイド(基本編)”の“ログインユーザの権限”を参照してください。
ログインに成功した場合は、ISI運用管理コンソールのメニュー画面が表示されます。ログインに失敗した場合は、失敗した原因とともに再度ログイン画面が表示されますので、原因を取り除いたあと、再度ログインを行ってください。
ISI運用管理コンソールにログイン後、画面上部のメニュータブを切り替えることで、各機能を操作できます。
なお、各機能操作時の情報/エラーメッセージは、ISI運用管理コンソールの左下に表示されます。
図1.8 メニュー画面
起動/停止
ISIサービスの起動
ISIサービスの停止
システム環境設定
環境設定ファイルの表示・設定
実行モニタ
シーケンス実行結果の表示
キューに滞留しているメッセージの件数を表示
リカバリメッセージ
非同期通信のリカバリ
ログ管理
ログのダウンロード
ログの削除
メッセージ蓄積
メッセージの検索
検索結果の表示
メッセージの再送信
送受信データのダウンロード
Symfoware Serverがインストールされていない場合は、表示されません。
サービス履歴
Interstage Information Integratorの処理プロセスの実行履歴の表示
Interstage Information Integratorがインストールされていない場合は、表示されません。
順番保証
順番保証の状態表示および受信再開
Symfoware Serverがインストールされていない場合は、表示されません。
ヘルプ(アイコン)
ヘルプの表示
メッセージ集の表示
ポイント
起動、および停止、非同期通信のリカバリは、コマンドからも実行できます。コマンドの実行方法は、“1.1 ISIサーバの運用管理”を参照してください。