メッセージ蓄積データベースは、ISIが受信したメッセージを蓄積するデータベースです。メッセージ蓄積データベースでは以下の運用を行ってください。
蓄積メッセージの削除
バックアップ
メッセージの削除
メッセージ蓄積機能を使用している場合、以下のメッセージを期間ごとに格納スペース(DSI)を分けて保存されます。メッセージ蓄積データベースのディスク容量不足により、ISIの運用停止が発生しないよう定期的に古いメッセージの削除を行ってください。
ISIが受信、および送信したメッセージは、1月から始まり12月までの3か月単位で格納スペース(DSI)を分けて保存されます。
再送信したメッセージは、4月から始まり9月まで、および10月から始まり3月までの6か月単位で格納スペース(DSI)を分けて保存されます。
たとえば、10月1日にメッセージを削除する場合に対象とする格納スペースは以下のとおりです。
10から12月に送信、および受信するメッセージは10月から12月までの格納スペース(DSI)に保存されます。そのため、最も古いメッセージが蓄積されている1月から3月までの格納スペース(DSI)の蓄積メッセージを削除してください。
10月から3月に再送信したメッセージは10月から3月までの格納スペース(DSI)に保存されます。そのため、最も古いメッセージが蓄積されている4月から9月までの格納スペース(DSI)の再送後メッセージを削除してください。
また、メッセージを削除する場合、メッセージ再送時の履歴情報を保存している格納スペース(DSI)の情報も合わせて削除してください。
メッセージの削除は、DSIの初期化コマンドを実行します。DSIの初期化コマンドの詳細は、“Symfoware Server RDB運用ガイド”を参照してください。初期化対象となるDSIの一覧を以下に示します。
DSI初期化の単位 | 初期化対象のDSI名 |
---|---|
1月から3月までの期間に蓄積したメッセージ | MESSAGEBASE_DSI_01 |
4月から6月までの期間に蓄積したメッセージ | MESSAGEBASE_DSI_02 |
7月から9月までの期間に蓄積したメッセージ | MESSAGEBASE_DSI_03 |
10月から12月までの期間に蓄積したメッセージ | MESSAGEBASE_DSI_04 |
4月~9月の期間に再送処理を行ったメッセージ | RETRYMESSAGEBASE_DSI_13 |
10月~3月の期間に再送処理を行ったメッセージ | RETRYMESSAGEBASE_DSI_14 |
メッセージ再送時の履歴情報 | RETRYDATA_DSI_00 |
また、以下の機能を使用した運用を行っている場合、DSIの初期化にあわせて、ISIが出力する作業ファイルを削除する必要があります。
メッセージング機能(SOAP)の添付ファイルの送受信
ファイルベースでのシーケンス処理
作業ファイルは、環境設定ファイルの以下の項目で指定したディレクトリ配下に年月単位に振り分けして出力されます。初期化するDSIの単位にあわせて、該当する年月の作業ファイルを削除してください。環境設定ファイルについては、“ISI 導入ガイド”を参照してください。
com.fujitsu.esi.filepayload.basedir
バックアップ
データベース異常などによりデータが破壊された場合に備えて、あらかじめDSIのバックアップ運用を行ってください。バックアップ対象のDSIを以下に示します。
関連付いているDSIの単位 | バックアップ対象のDSI名 |
---|---|
1月から3月までの期間に蓄積したメッセージ | MESSAGEBASE_DSI_01 |
4月から6月までの期間に蓄積したメッセージ | MESSAGEBASE_DSI_02 |
7月から9月までの期間に蓄積したメッセージ | MESSAGEBASE_DSI_03 |
10月から12月までの期間に蓄積したメッセージ | MESSAGEBASE_DSI_04 |
4月から9月までの期間に再送処理を行ったメッセージ | RETRYMESSAGEBASE_DSI_13 |
10月から3月までの期間に再送処理を行ったメッセージ | RETRYMESSAGEBASE_DSI_14 |
メッセージ再送時の履歴情報 | RETRYDATA_DSI_00 |
データベースのDSIバックアップ運用の詳細は“Symfoware Server RDB運用ガイド”を参照してください。
また、以下の機能を使用した運用を行っている場合、DSIのバックアップ運用にあわせて、ISIが出力する作業ファイルのバックアップ運用も行ってください。
メッセージング機能(SOAP)の添付ファイルの送受信
ファイルベースでのシーケンス処理
作業ファイルは、環境設定ファイルの以下の項目で指定したディレクトリ配下に年月単位に振り分けして出力されます。バックアップするDSIの単位にあわせて、該当する年月の作業ファイルのバックアップを行ってください。環境設定ファイルについては、“ISI 導入ガイド”を参照してください。
com.fujitsu.esi.filepayload.basedir